50代になると、
子供との関係も少しずつ変わってくる。
我が家の長男は16歳。
最近、車の運転の練習を始めた。
アルバイト代もすべて自分で管理している。
見ていると、
「親に管理してほしい」
ではなく、
「自分でやりたい」
という方向に明らかに動いている。
ああ、
自立したいんだな。
そう感じる場面が増えた。
もちろん失敗もすると思う。
お金の使い方を間違えることもあるだろう。
判断を誤ることもあるだろう。
でも私は、
失敗込みで見守るつもりだ。
なぜなら、
失敗しない人生なんて存在しないから。
むしろ若いうちの失敗は安い。
取り返しがつく。
だから最近の子育ては、
教えるというより、
見守るに近い。
私は勝手に
「見守り子育て」
と呼んでいる。
もちろん放置ではない。
相談されたら答える。
困ったら助ける。
危険な方向へ行きそうなら声は掛ける。
でも運転席には座らない。
子供の人生だからだ。
ハンドルを握るのは本人。
失敗も成功も含めて、
自分の人生を自分で運転してほしいと思っている。
若い頃の子育ては、
親が手を引く時間が長い。
でも50代が近づく頃には、
少しずつ手を離していく時間になる。
子供の人生を親が生きることはできない。
代わりに失敗してあげることもできない。
だから親にできることは、
助手席から見守ることくらいなのかもしれない。
50代からの移行設計とは、
お金の話だけではない。
親という役割も少しずつ変化していく。
子供中心だった人生から、
子供の人生を尊重する人生へ。
管理する親から、
見守る親へ。
その移行もまた、
人生後半の大切な設計のひとつだと思う。


コメント