カオスババア① 脳出血で人生が止まった日

「人生って、本当に一瞬で変わるんだ。」

そう思った日がある。

46歳。

オーストラリアで、ごく普通に暮らしていた。

夫と息子2人とボートで暮らし、仕事へ行き、家計設計のことを考え、いつも通りの毎日だった。

その日も、特別なことは何もなかった。

室内スケートパークへ行き、いつものように過ごしていた。

気付いたら、私は救急車の中だった。

診断は脳出血。

高血圧が原因だった。

それまで私は、「脳出血なんて高齢者がなる病気」と思い込んでいた。

まさか46歳の自分がなるなんて、1ミリも考えていなかった。

その日から人生は止まった。

半年間、車の運転は禁止。

仕事にも戻れない。

左手は思うように動かない。

めまいも続く。

昨日まで当たり前だったことが、全部「できないこと」になった。

収入も大きく減った。

家計設計屋なのに、自分の家計が一番カオスになった。

でも、不思議なことがある。

時間が経つにつれて、「元に戻りたい」という気持ちよりも、「今ある人生で遊ぼう」という気持ちの方が大きくなっていった。

完璧に治ることを待っていたら、人生は始まらない。

だから私は、今の体で生きることにした。

その結果、生まれたのが「カオスババア」。

人生は予定通りには進まない。

交通事故にも遭った。

仕事も変わった。

ダイエットは失敗する。

投資では野次馬席を買う。

毎日のように何か起こる。

でも、それを全部ネタにして笑えるようになった。

脳出血は、決して「良かった出来事」ではない。

できれば経験しない方がいい。

それでも、あの日がなければ、今の私はいない。

人生は、ときどき強制終了ボタンを押してくる。

そのあと再起動した私は、少しだけ図太くなった。

そして今日も、ネタを拾っている。

カオスだから。

知らんけど。🤣

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