家計簿ではなく生存設計
2024年、私は脳出血で倒れました。
救急車で運ばれ、ICUに入り、しばらくの間まともに生活できませんでした。
その時、真っ先に思ったのは投資のことでも、老後のことでもありません。
「これ、お金どうなるんだろう」
でした。
世の中には投資の情報があふれています。
NISA。
iDeCo。
ETF。
S&P500。
オルカン。
DHHF。
もちろん大切です。
私も投資をしています。
でも、病院のベッドの上で投資の話をする人はいません。
まず考えるのは、
「来月の生活費どうする?」
です。
あの時の私は、お金が増えるかどうかではなく、
生き残れるかどうか
を考えていました。
私は家計を考える時、
「いくら増やせるか」
よりも、
「何が起きても生き残れるか」
を先に考えます。
病気。
事故。
失業。
介護。
離婚。
人生には予想外がたくさんあります。
そして残念ながら、
予想外は予告なしでやってきます。
実際、私は脳出血になる前、
自分が脳出血になるなんて1ミリも思っていませんでした。
明日も普通に仕事へ行く。
来週も同じ生活をする。
そう思っていました。
でも現実は違いました。
人生は簡単に止まります。
だから私は、
家計簿より先に考えるものがあると思っています。
それが
家計の危機管理
です。
企業には危機管理があります。
災害対策があります。
BCPがあります。
会社が止まらないように準備します。
なのに、
人生の危機管理をしている家庭は意外と多くありません。
私が考える家計の役割は、
お金を増やすことではありません。
人生を守ることです。
投資はその後。
資産形成もその後。
まずは生き残る。
まずは時間を確保する。
まずは冷静に判断できる状態を作る。
脳出血を経験してわかったことがあります。
現金はお金ではありません。
時間です。
選択肢です。
安心です。
このシリーズでは、
私が脳出血を経験してたどり着いた
「危機管理家計」
という考え方を書いていきます。
家計簿の付け方ではありません。
節約術でもありません。
投資テクニックでもありません。
人生が詰まないための設計図です。
次回は、この考え方の土台になる
「命金とは何か」
について書きます。


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