危機管理家計の完成図
ここまで、
命金。
時間。
家族。
地盤。
そんな話をしてきました。
今回は、
私が実際に考えている家計の全体像をお話しします。
私は家計簿をつけることが目的ではありません。
お金を増やすことだけが目的でもありません。
私の目的は、
人生を守ることです。
だから家計を考える時、
最初に見るのは収入です。
そして収入が入ったら、
まず振り分けます。
私はこれを、
収入口座ゼロ作戦と呼んでいます。
収入口座にお金を置いておかない。
全部に役割を与える。
これだけです。
私の考え方では、
お金の行き先は5つしかありません。
① 命金
② 生活費
③ 短期必要費
④ 長期必要費
⑤ 投資
以上です。
命金は、
病気や事故や失業のためのお金。
人生を立て直す時間です。
生活費は、
今を生きるお金。
食費。
光熱費。
通信費。
保険。
生活に必要なものです。
短期必要費は、
5年以内に使う予定のお金。
帰省費。
車の買い替え。
子供の進学。
旅行。
分かっている未来の支出です。
長期必要費は、
5年以上先のお金。
老後。
住宅。
将来必要になる大きな支出です。
そして最後が投資。
未来のお金を育てる場所です。
ここで大事なのは、
投資が最後だから重要ではない、
という意味ではありません。
順番の話です。
私は脳出血になって、
順番を間違える怖さを知りました。
命金が無い。
短期必要費が無い。
なのに投資だけある。
これは危険です。
なぜなら、
何かあった時に投資を売ることになるからです。
だからまず地盤。
その上で投資。
この順番を守ります。
私は家計をテトリスだと思っています。
収入というブロックを、
どこに置くか。
ただそれだけです。
でも置き方を間違えると、
後で崩れます。
逆に土台ができると、
人生はかなり安定します。
病気が来ても。
失業しても。
介護が来ても。
慌てなくて済みます。
それが私の考える危機管理家計です。
お金を増やすためではありません。
人生が詰まないようにするためです。
このシリーズの最初に、
私はこう書きました。
家計簿ではなく生存設計。
ここまで読んでくださった方には、
その意味が少し伝わったかもしれません。
危機管理家計とは、
人生の予想外に備える設計図です。
そしてその中心にあるのが、
命金です。
私は脳出血になったから、
この考え方にたどり着きました。
でも読んでいるあなたには、
脳出血にならずに知ってほしい。
それがこのシリーズを書いた理由です。


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