転ばないために何が必要か。
多くの人はまず設備を考える。
- 手すり
- 段差解消
- 滑りにくい床
- 座りやすい椅子
- つかまりやすい動線
もちろん、どれも大切だ。
必要な人には生活を守る命綱になる。
ただ、ここで見落とされやすい本質がある。
手すりの前に、足を鍛えろ。
どれだけ家を整えても、
- 立ち上がれない
- 一歩が出ない
- ふらつく
- 踏ん張れない
- つまずいて立て直せない
この状態なら、根本解決にはならない。
転倒を防ぐ主役は、設備だけではない。
主役は本人の身体機能だ。
特に重要なのはこの3つ。
- 下半身筋力
- 体幹バランス
- とっさに修正する反応力
この3つは、年齢ではなく使っているかで差が出る。
70代でも歩いている人は強い。
50代でも座りっぱなしなら落ちる。
やはり年齢ではない。
誤解してほしくないのは、
手すり不要と言っているわけではないことだ。
必要な人には絶対に必要。
痛みがある人、麻痺がある人、転倒歴がある人には重要な設備だ。
ただ、設備だけで安心し、身体を放置することが危ない。
毎日少し歩く。
自分で立つ。
しゃがむ。
階段を使えるなら使う。
できる動作は残す。
それだけで未来は変わる。
本当に守るべきは、家ではなく身体だ。
次回、優しさが、自立を奪う。


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