昔の私は、
現金を持っている人を見ると、
「もったいない」
と思っていた。
投資した方がいい。
銀行に置いても増えない。
インフレで価値が減る。
SNSでも、
そういう言葉をたくさん見る。
実際、
長期投資そのものは大事だと思ってる。
私自身も、
投資口座は早めに開けた方がいい派。
でも脳出血をして、
考え方がかなり変わった。
動けなくなった時。
収入が止まった時。
最初に助けてくれたのは、
投資の含み益じゃなかった。
“すぐ使える現金”だった。
当たり前なんだけど、
人間って追い込まれると、
判断力が落ちる。
その状態で、
「今売る?」
「まだ下がる?」
「生活費どうする?」
を考えるのは、
かなりしんどい。
だから私は、
命金ってただの貯金じゃなく、
“脳と心の酸素”
だと思うようになった。
現金があると、
人は少し冷静でいられる。
焦って変な選択をしにくくなる。
逆に、
現金が薄い状態って、
常に呼吸が浅い。
でも今の世の中って、
現金を持つとバカにされやすい。
「キャッシュはゴミ」
「投資してない人は遅れてる」
そういう空気も強い。
でも私は、
2024年に本当に止まって思った。
危機の時に強いのは、
“すぐ動ける現金”だった。
投資と現金って、
敵じゃない。
役割が違う。
投資は未来。
現金は呼吸。
私は今、
そう考えている。
そしてもう一つ。
「現金持ってても意味ない」
これも、
かなり強い“思考の凝り”なんだと思う。
本当に大事なのは、
増えるスピードより、
「人生が壊れないこと」
なのかもしれない。
家計設計屋より


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