50代からの移行設計|第8話 国際結婚組は臨機応変力がないと厳しい

私は国際結婚をしている。

若い頃はあまり意識しなかった。

文化の違い。

言葉の違い。

食べ物の違い。

そんなことを楽しんでいた気がする。

でも50代が近づいてくると、

少しずつ違う現実が見えてくる。

親の老いだ。

そしてこれは、

国際結婚組にとって避けて通れないテーマだと思う。

私の母は日本にいる。

私はオーストラリアにいる。

飛行機に乗れば行ける距離だ。

でも、

車で30分の距離ではない。

何かあったらすぐ駆けつけられる距離でもない。

ここから先、

親の介護。

病気。

入院。

施設。

相続。

様々な問題が現実になっていく。

しかも自分自身も年を取っていく。

若い頃のように、

体力で乗り切れるわけでもない。

さらに子供達もいる。

彼らが将来どこの国に住むのかも分からない。

日本かもしれない。

オーストラリアかもしれない。

第三国かもしれない。

つまり国際結婚組は、

人生の選択肢が多い。

その代わり、

不確定要素も多い。

どこの国で老後を迎えるのか。

どこの制度を使うのか。

親をどう支えるのか。

子供達とどんな距離感になるのか。

正直、

今の段階で答えなんて分からない。

だから私は、

50代から必要なのは正解探しではないと思っている。

国際結婚組に必要なのは、

臨機応変力だ。

状況が変わったら考える。

必要になったら動く。

計画を修正する。

私はその繰り返しになると思っている。

だから固定費を重くしすぎない。

だから物を増やしすぎない。

だから生活費もできるだけ軽くしておく。

人生後半は、

何が起きるか分からない。

分からないからこそ、

動ける状態を作っておく。

私はそれが一番大切だと思う。

国際結婚組は、

若い頃より50代からの方が難しくなる。

これは脅しではない。

現実だ。

親の老いは待ってくれない。

自分の老いも待ってくれない。

子供達も独立していく。

だから覚悟はしておいた方がいい。

ただし悲観する必要はない。

人生後半は、

完璧な計画を作るゲームではない。

変化に対応するゲームだ。

そして国際結婚組は、

そのゲームを少し早い段階からプレイしているだけなのかもしれない。

だから私は思う。

国際結婚組に必要なのは、

豪華な老後設計ではない。

どこの国でも生きていける柔軟さ。

何が起きても対応できる余白。

そして、

状況が変わったら何度でも設計をやり直せる臨機応変力だ。

50代からの国際結婚は、

覚悟が必要だ。

でもその覚悟さえあれば、

案外なんとかなるとも思っている。

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