カオスババア⑦

思考の凝り① 日本は最高。でも、日本で暮らせる自信はない。

日本からオーストラリアに戻ってきて、改めて思った。

日本、最高だった。

いや、本当に。

店員さんは丁寧。
電車は時間通り。
困ってたら、誰かがちゃんと対応してくれる。

いちいち全部説明しなくても、ある程度察してくれる。

この「察する文化」って、やっぱりすごいよ。

前提が共有されてるから、話が早い。

「ここまで言えば分かるよね。」

が、ちゃんと通じる。

ババア、今回の一時帰国で、日本のすごさを改めて思い知った。

日本人って、めちゃくちゃ高度なことを普通にやってる。

空気を読む。
人に迷惑をかけない。
先回りする。
相手が困らないように動く。

これ、当たり前じゃないからね。

オーストラリアに住んでると、余計に分かる🤣

日本、マジですごい。

だから今のババアは、かなり本気で、

日本最高。

って思ってる。

ただし。

じゃあ日本で暮らしたいですか?
日本でこれからずっと生活できますか?

って聞かれたら、

正直、自信はない。

ここなんよ。

日本は、前提が共有されてるから生きやすい。

でも同時に、その前提から外れた瞬間、一気に生きづらくなる。

「普通はこうするよね。」

「それくらい察するよね。」

「みんな我慢してるよ。」

「大人なんだから。」

「親なんだから。」

「日本人なんだから。」

この前提に乗れてる時は、めちゃくちゃ快適。

でも乗れなくなったら、結構きつい。

生きやすさと生きづらさが、ほぼ紙一重なんよ。

特に若い人は、しんどいだろうなと思う。

まだ自分が何者かも分からない。

何が向いてるかも分からない。

何を選びたいかも分からない。

そんな時に、

「普通はこう。」

「みんなそうしてる。」

「空気読んで。」

が大量に飛んでくる。

そりゃ、生きづらいと感じる人が多いのも分かる。

ババアも46歳まで、まあまあ凝り固まってたからね🤣

「こうあるべき。」

「普通はこう。」

「ちゃんとしなきゃ。」

「反省しなきゃ。」

「親なんだから。」

それが自分の考えだと思ってた。

でも今思うと、かなりの部分が、周りからもらった前提だった。

自分で一から考えたわけじゃない。

そういうもんだと思って、採用してただけ。

脳出血して、人生が一回強制停止して、そこから少しずつ、

え?本当に?

って考えるようになった。

その度に、思考の凝りが少しずつ取れていった。

だから今のババアは、日本の前提文化を否定したいわけじゃない。

むしろ、素晴らしいと思ってる。

察する文化も、共有された常識も、社会をスムーズに動かすためには超優秀。

ただ、その素晴らしさの裏側で、外れた人が苦しくなる。

この二つは、同時に存在する。

日本は素晴らしい。

でも、日本で暮らし続けるのはしんどいかもしれない。

この二つ、別に矛盾してないんよ。

好きな国と、暮らしやすい国が同じとは限らない。

旅行して最高な国と、病気になっても生活を続けられる国も違う。

ババアの場合、脳出血して、働けなくなって、実際にオーストラリアの社会保障に助けられた。

だからこれは綺麗事じゃない。

オーストラリアの社会保障制度が素晴らしすぎるのは事実。

サービスは雑なこともある。

話は通じない。

担当者によって言うことが違う。

日本ならあり得ねえだろってことも普通にある🤣

でも、病気や障害や失業で人生からこぼれそうになった時、

「はい終わり。」

にはしない。

ある程度、社会全体で支えようとする。

ババアはそこに実際に救われた。

だから日本最高と思いながら、今はオーストラリアで暮らしてる。

そして、ここでもう一個面白い前提がある。

日本を出たら、

「日本を捨てた。」

「日本が嫌いなんでしょ。」

「海外にかぶれた。」

とか言われる。

で、帰ってきたら帰ってきたで、

「海外では通用しなかったの?」

「結局、日本がいいんでしょ。」

「都合がいいね。」

とか言われる🤣

どっちに動いても、誰かが勝手に物語を作るんよ。

いやいや。

そんな大げさな話じゃねえって。

日本を出ることは、日本を捨てることじゃない。

日本に帰ることは、海外生活に負けたことでもない。

その時の自分や家族に合う場所を選んでるだけ。

国まで一つに決めて、一生愛し抜かなきゃいけないの?

なんの結婚制度だよ🤣

日本も好き。

オーストラリアも好き。

日本の察する文化も好き。

オーストラリアの「違って当然」の空気も好き。

日本のサービスは最高。

オーストラリアの社会保障も最高。

両方のいいところを知ってる。

両方のしんどいところも知ってる。

それでいいじゃん。

どちらか一つを選んで、もう一方を否定しなきゃいけない前提こそ、思考が凝ってるんじゃねえの?

ババアは今、日本最高って思ってる。

でも日本で暮らしていける自信はない。

オーストラリアの雑さには毎回イラつく。

でも、ここで生きていける安心感はある。

この矛盾ごと抱えていい。

無理に答えを一つにしなくていい。

思考の凝りをほぐすって、たぶんこういうことなんよ。

「どっちが正しい?」

じゃなくて、

どっちも本当じゃね?

って考えてみること。

ババアはそう思う。知らんけど。

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