オーストラリア中間層の罠|第1話 FTBが消えると家計はどうなる?

「世帯年収15万ドルあるなら余裕でしょ?」

オーストラリアでは、そう思われることがあります。

でも実際に生活していると、
そう単純ではありません。

特に40〜50代。

子どもが大きくなり、

住宅ローン
車2台
習い事
保険
食費インフレ
ガソリン高騰

この辺が重なる時期。

実はこの世代、

“稼いでいるのに苦しい”

状態になりやすいです。

その理由の一つが、

FTB(Family Tax Benefit)

です。

FTBは、
子育て家庭を支える大切な制度。

でも実際には、

「ずっと同じようにもらえる制度」

ではありません。

収入が増えると、
少しずつ減っていきます。

特に、

世帯年収13万〜18万ドル前後

くらいの家庭。

この辺りから、

「補助が減ってきた」
「なんか思ったより残らない」
「頑張って働いてるのに楽じゃない」

という感覚を持ちやすくなります。

しかも怖いのは、

収入が増えたタイミングで、

税金
Medicare Levy
FTB減少
CCS減少

が重なること。

つまり、

“増えた収入”以上に、
手取り感覚が増えにくい

状態になりやすいんです。

さらに今のオーストラリアは、

住宅ローン
家賃
保険
食費
電気代

全部が高い。

だから最近は、

「年収だけでは生活レベルが分からない」

時代になってきました。

一方で、

世帯年収がそこまで高くなくても、

固定費が低い
車ローンがない
見栄消費が少ない
生活ラインが整っている

こういう家庭は、
意外と安定していたりします。

ここが、
家計設計の面白いところ。

私はいつも、

「年収」より、
「いくらで暮らせる家計か」

の方が大事だと思っています。

特にオーストラリアは、

FTB
CCS
Super
税率
Aged Pension

全部がつながっている。

だから、

「とにかく稼げば安心」

とは限りません。

むしろ、

補助が減った後も、
ちゃんと回る家計か?

ここがかなり重要になってきます。

私はFTBって、
ただの子育て支援ではなく、

“人生移行制度”

みたいなものだと思っています。

子どもの成長
教育費増加
FTB終了
老後入口
Super不足

40〜50代って、
全部が重なりやすい。

だから大切なのは、

「今いくらもらえるか」

だけではありません。

「補助がなくなった後も回る家計か」

ここ。

次回は、

「実際FTBはどの辺りの収入から減るのか?」

を、
子ども2人家庭を例に整理してみます。

私はFP(ファイナンシャルプランナー)ではありません。
家計設計屋として、生活設計・制度理解・家計整理の視点から情報をまとめています。

制度・税率・支援内容等は変更される可能性があります。
必ず最新情報を政府公式サイトで確認してください。

この話は「FTB」「固定費設計」「老後設計」カテゴリにまとめてあります。

家計設計屋より

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