50代からの移行設計|第7話 人生後半に必要なのは安定ではなく対応力

50代になると、

安定を求めたくなる。

老後資金。

住まい。

仕事。

年金。

将来の不安が見え始めるからだ。

でも私は最近、

少し違うことを考えている。

人生後半は、

安定を求めすぎると苦しくなるのではないか。

そんな気がしている。

なぜなら、

現実は止まらないからだ。

親は年を取る。

自分も年を取る。

子供は独立する。

仕事も変わる。

社会も変わる。

制度も変わる。

物価も変わる。

何一つ同じ場所には留まらない。

むしろ人生後半の方が、

複雑になることも多い。

だから私は、

年を取れば取るほど臨機応変力が大切になると思っている。

若い頃は、

多少失敗してもやり直せる。

体力もある。

時間もある。

勢いもある。

でも人生後半は違う。

必要なのは、

計画通りに進める力ではなく、

計画を変更する力だ。

そして面白いことに、

臨機応変力は性格だけで決まるものではない。

状態にも左右される。

私はそう思っている。

例えば大型客船。

大きくて立派だ。

でも方向転換には時間がかかる。

小さなボートは違う。

すぐに向きを変えられる。

人生も少し似ている。

住宅ローン。

高い固定費。

大量のモノ。

見栄。

世間体。

こうあるべきという思い込み。

それらが悪いわけではない。

ただ、

重ければ重いほど、

方向転換には時間がかかる。

私は人生後半ほど、

軽さが大切になると思う。

軽いと動ける。

動けると対応できる。

対応できると安心できる。

だから私は、

固定費を下げる。

物を増やしすぎない。

命金を持つ。

考え方も柔軟にしておく。

それはお金を増やすためではない。

変化に対応する余力を持つためだ。

もちろん、

これは私の価値観だ。

大きな家に幸せを感じる人もいる。

ステイタスに幸せを感じる人もいる。

それも素敵な生き方だと思う。

ただ私は、

自由であること。

余白があること。

家族と時間を過ごせること。

そこに幸せを感じる。

だから人生後半は、

少しずつ軽くしていきたい。

変化を止めることはできない。

だったら、

変化に対応しやすい自分を作る方がいい。

人生後半は、

安定を目指すゲームではない。

変化に対応するゲームだ。

そして私は、

そのために少しずつ人生を軽くしている。

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