50代になると、
安定を求めたくなる。
老後資金。
住まい。
仕事。
年金。
将来の不安が見え始めるからだ。
でも私は最近、
少し違うことを考えている。
人生後半は、
安定を求めすぎると苦しくなるのではないか。
そんな気がしている。
なぜなら、
現実は止まらないからだ。
親は年を取る。
自分も年を取る。
子供は独立する。
仕事も変わる。
社会も変わる。
制度も変わる。
物価も変わる。
何一つ同じ場所には留まらない。
むしろ人生後半の方が、
複雑になることも多い。
だから私は、
年を取れば取るほど臨機応変力が大切になると思っている。
若い頃は、
多少失敗してもやり直せる。
体力もある。
時間もある。
勢いもある。
でも人生後半は違う。
必要なのは、
計画通りに進める力ではなく、
計画を変更する力だ。
そして面白いことに、
臨機応変力は性格だけで決まるものではない。
状態にも左右される。
私はそう思っている。
例えば大型客船。
大きくて立派だ。
でも方向転換には時間がかかる。
小さなボートは違う。
すぐに向きを変えられる。
人生も少し似ている。
住宅ローン。
高い固定費。
大量のモノ。
見栄。
世間体。
こうあるべきという思い込み。
それらが悪いわけではない。
ただ、
重ければ重いほど、
方向転換には時間がかかる。
私は人生後半ほど、
軽さが大切になると思う。
軽いと動ける。
動けると対応できる。
対応できると安心できる。
だから私は、
固定費を下げる。
物を増やしすぎない。
命金を持つ。
考え方も柔軟にしておく。
それはお金を増やすためではない。
変化に対応する余力を持つためだ。
もちろん、
これは私の価値観だ。
大きな家に幸せを感じる人もいる。
ステイタスに幸せを感じる人もいる。
それも素敵な生き方だと思う。
ただ私は、
自由であること。
余白があること。
家族と時間を過ごせること。
そこに幸せを感じる。
だから人生後半は、
少しずつ軽くしていきたい。
変化を止めることはできない。
だったら、
変化に対応しやすい自分を作る方がいい。
人生後半は、
安定を目指すゲームではない。
変化に対応するゲームだ。
そして私は、
そのために少しずつ人生を軽くしている。


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