思考の凝り|第10話 「言葉にすると、思考は少しずつほぐれていく」話

私は昔、
自分の考えをそこまで深く理解していなかった。

というより、

“考えてるつもり”

だったのかもしれない。

頭の中には、
ずっとモヤモヤがある。

不安。
怒り。
焦り。
違和感。

でも、
言葉にはなっていない。

だから、
自分でも正体が分からない。

私は脳出血をしてから、
かなり変わった。

そして、
ブログを書き始めた。

最初は、
ただ吐き出していただけだったと思う。

苦しかったこと。
違和感。
お金の不安。
老後。
固定費。
働き方。

とにかく、
頭の中にあるものを、
外に出していった。

すると不思議なんだけど、
少しずつ見えてきた。

「あ、自分はここに縛られてたんだ」

って。

普通。
見栄。
収入。
肩書き。
資格。
世間体。

言葉にするまで、
自分でも気付いてなかった。

でも可視化すると、
初めて客観視できる。

しかも、
思考って頭の中だけだと、
どんどん固まる。

同じ場所を、
グルグル回り続ける。

でも外に出すと、
少し距離ができる。

私は、
この繰り返しで、
“思考の凝り”が少しずつほぐれていった気がしている。

もちろん、
今も凝ってる部分はあると思う。

人間だから。

でも以前より、
かなりラクになった。

そして最近、
強く思う。

思考を整理するって、
「正解を出すこと」
じゃない。

自分の中にあるものを、
ちゃんと見える状態にすること。

これだけでも、
人生の呼吸がかなり変わる。

だから私は今、
文章を書くことを、

“自分の脳のリハビリ”

みたいに感じている。

家計設計屋より

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