複利シリーズ|第4話

逆複利の世界 ― お金は減る方向にも指数で動く

複利は「増える仕組み」と思われがちだ。

でも本当は違う。

複利は中立。

減る方向にも同じ力で働く。

これを逆複利という。


一番わかりやすいのは借金。

クレジットカードの金利は
年15〜20%くらい。

100万円の借金。

20%なら、

1年後 → 120万円
2年後 → 144万円
3年後 → 172万円

増え方は、投資と同じ構造。

ただ方向が逆。


もう一つの逆複利は、

生活水準。

収入が上がる。
生活も上げる。

家賃を上げる。
車を変える。
外食が増える。

すると固定費が増える。

固定費は毎月かかる。

つまりこれも、

時間とともに効いてくる指数。


最初は大した額じゃない。

月1万円。
月2万円。

でも10年、20年。

ここで差が広がる。


さらに厄介なのは、

判断ミスも複利すること。

お金に余裕がない
↓
焦る
↓
判断を急ぐ
↓
さらに悪い選択

この連鎖は止まりにくい。

だからよく言われる。

貧困は判断ミスを増やす。

これは能力の問題ではない。

構造の問題。


逆複利は、

静かに進む。

派手ではない。
一気でもない。

でも確実に効いてくる。


複利を味方につけるには、

まず逆複利を止めること。

高金利の借金を持たない。
生活水準を急に上げない。
固定費を膨らませない。

ここが先。


資産形成は、

増やすゲームではない。

まず

減る構造を止めるゲーム。


ここで次の話につながる。

複利を守る土台。

命金(生活防衛費)。

なぜ投資の前に命金が必要なのか。

ここを次で説明する。

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