逆複利の世界 ― お金は減る方向にも指数で動く
複利は「増える仕組み」と思われがちだ。
でも本当は違う。
複利は中立。
減る方向にも同じ力で働く。
これを逆複利という。
一番わかりやすいのは借金。
クレジットカードの金利は
年15〜20%くらい。
100万円の借金。
20%なら、
1年後 → 120万円
2年後 → 144万円
3年後 → 172万円
増え方は、投資と同じ構造。
ただ方向が逆。
もう一つの逆複利は、
生活水準。
収入が上がる。
生活も上げる。
家賃を上げる。
車を変える。
外食が増える。
すると固定費が増える。
固定費は毎月かかる。
つまりこれも、
時間とともに効いてくる指数。
最初は大した額じゃない。
月1万円。
月2万円。
でも10年、20年。
ここで差が広がる。
さらに厄介なのは、
判断ミスも複利すること。
お金に余裕がない
↓
焦る
↓
判断を急ぐ
↓
さらに悪い選択
この連鎖は止まりにくい。
だからよく言われる。
貧困は判断ミスを増やす。
これは能力の問題ではない。
構造の問題。
逆複利は、
静かに進む。
派手ではない。
一気でもない。
でも確実に効いてくる。
複利を味方につけるには、
まず逆複利を止めること。
高金利の借金を持たない。
生活水準を急に上げない。
固定費を膨らませない。
ここが先。
資産形成は、
増やすゲームではない。
まず
減る構造を止めるゲーム。
ここで次の話につながる。
複利を守る土台。
命金(生活防衛費)。
なぜ投資の前に命金が必要なのか。
ここを次で説明する。


コメント