人生後半の設計を考える時、
多くの人はお金の話をする。
老後資金。
年金。
投資。
住まい。
もちろん大切だ。
でも私は最近、
それより大きな変数があると思っている。
健康だ。
なぜなら、
健康は人生の前提そのものだから。
私は脳出血を経験した。
もちろん人生設計の中には入っていなかった。
明日脳出血になります。
そんな予定を立てている人はいない。
でも現実に起きた。
その瞬間、
人生の前提が変わった。
仕事。
収入。
体力。
将来の計画。
すべてが見直しになった。
だから私は、
人生後半ほど臨機応変力が必要だと思っている。
若い頃は多少無理が効く。
寝なくても何とかなる。
体調を崩しても回復が早い。
でも50代以降は違う。
親の介護が始まるかもしれない。
自分が病気になるかもしれない。
パートナーが病気になるかもしれない。
誰にも分からない。
だから私は、
人生後半は安定を求めるより、
変化に対応できる状態を作る方が大切だと思っている。
固定費を下げる。
命金を持つ。
借金を減らす。
物を増やしすぎない。
それはお金を増やすためではない。
何かが起きた時に動けるようにするためだ。
健康も同じだと思う。
完璧な健康は目指せない。
年齢を重ねれば変化は起きる。
だから大切なのは、
病気にならないことではなく、
病気になっても対応できること。
計画が崩れないことではなく、
計画を修正できること。
私はそう考えている。
そして振り返ると、
人生は何度も予定外のことが起きる。
結婚。
出産。
海外移住。
ボート生活。
脳出血。
どれも最初から計画していたわけではない。
だから私は最近、
人生後半は正解探しのゲームではないと思っている。
変化への対応力を育てるゲームだ。
健康は人生最大の変数。
だからこそ、
お金も。
物も。
思考も。
少し軽くしておきたい。
重いと動けない。
軽いと動ける。
そして人生後半は、
その差がどんどん大きくなる。
健康を失った時に初めて気付くのではなく、
元気な今だからこそ考えておきたい。
人生後半に必要なのは、
完璧な計画ではない。
何が起きても、
柔らかく、しなやかに対応できる自分なのだと思う。


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