見える貧困、見えない貧困|第4話 先日、図書館で隣に座った高齢男性がいた。

携帯を充電していて、

「これ、どれくらい時間かかるかな?」

と聞かれた。

たまたま私はラップトップ用の高速チャージャーコードを持っていたから、

「これ使います?」

と貸した。

そこから少し話した。

ふと目を見ると、青あざがあった。

「どうしたの?」

と聞くと、

同居している40代の息子に殴られたらしい。

“アンガーイシューがあるんだ”

と静かに話していた。

そして、

「昨日から車で暮らしてる」

と。

なんとも言えない気持ちになった。

ホームレスというと、
仕事をしていない人、
怠けている人、
そういうイメージを持つ人もいる。

でも実際には、

家庭崩壊
DV
孤立
精神的避難

みたいな形で、
突然“家に帰れなくなる人”もいる。

しかも高齢になるほど、
そこから立て直すのは簡単じゃない。

だから最近思う。

本当に怖いのは、
貧乏そのものより、

「孤立」

なのかもしれない。

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