オーストラリア中間層の罠|第11話 お金持ちより“自由な人”が最後に強いのかもしれない

最近よく思うことがあります。

それは、

「お金持ちになりたい」

というより、

“自由に生きたい”

人の方が実は多いのではないか、
ということです。


中間層が一番苦しい理由

ここまで、

  • FTB
  • CCS
  • 税率
  • 固定費
  • Super
  • 老後

について書いてきました。

そして見えてきたのは、

一番苦しくなりやすいのは、
“普通に頑張っている中間層”
だということです。

  • 真面目に働く
  • 子育てする
  • ローンを払う
  • 将来に備える

全部ちゃんとやっている。

でも、

  • 補助は減る
  • 税率は上がる
  • 固定費は重い
  • 老後不安は消えない

すると、

「頑張っているのに苦しい」

が起こる。


富裕層は「軽くなる」ことを知っている

面白いのは、
本当に余裕がある人ほど、

“軽さ”

を大事にしていることがあります。

例えば、

  • 家をdownsizing
  • 維持費を減らす
  • 管理負担を減らす
  • 時間を優先する
  • 人生をシンプル化する

こういう動きを、
意外と普通にしています。

なぜなら、
富裕層は

“自由の価値”

を知っているから。


一番苦しいのは「下げられない層」

逆に苦しくなりやすいのは、

“生活レベルを下げられない層”

です。

  • 頑張って家を買った
  • 頑張って今の生活を作った
  • 周囲と比較してきた
  • ここまで来た感覚がある

だから、

「軽くしたい」
でも
「下げたら負けな気がする」

になる。

これはかなり人間らしい。

でも実際には、
固定費が重いほど、
人生の自由度は下がっていきます。


本当のdownsizingは「人生全体の軽量化」

downsizingというと、
家を小さくするイメージがあります。

でも本当は、

“人生の維持コストを軽くすること”

だと思っています。

  • 保険
  • 見栄
  • サブスク
  • 高消費習慣

これらが重いままだと、
収入があっても苦しくなりやすい。

逆に、

「私はこれくらいで十分」

を知っている人は強い。


お金の知識格差は想像以上に大きい

オーストラリアは特に、
知識差がかなり出やすい国だと思います。

例えば、

  • Super
  • salary sacrifice
  • CGT
  • pension
  • asset test
  • Trust

こういう仕組みを、
知っている人は使っている。

でも知らないと、

  • とにかく働く
  • とにかく税金を払う
  • とにかく消費する

になりやすい。

だから中間層ほど、
“働き続けるしかない構造”
に入りやすい。


投資だけでは自由にはなれない

最近私自身、
かなり考えていることがあります。

それは、

“資産を増やすこと”と、
“自由に生きられること”は、
必ずしも同じではない

ということです。

例えば、
Super外で投資を増やしすぎても、

  • CGT
  • pension
  • asset test
  • 取り崩し
  • 税金

など、
出口設計が必要になります。

つまり、

「増やす」

だけではなく、

“どう着地するか”

まで考えないといけない。


庶民は「多層構造」が強い

だから私は、
庶民は

“一発逆転”

より、

“崩れにくい構造”

の方が大事だと思っています。

例えば、

  • 命金12か月
  • 低固定費
  • pension
  • 小さい投資
  • 小さい収入源
  • 必要なら軽労働

こういう組み合わせ。

全部を投資に背負わせなくていい。

人生を支える柱を、
複数持つイメージです。


最後に残るのは「自由度」なのかもしれない

私は最近、

「どれだけ持っているか」

より、

“どれだけ軽く自由に生きられるか”

の方が、
人生後半では大事になる気がしています。

  • 焦らない
  • 比較しない
  • 嫌な仕事を断れる
  • 自分のペースで暮らせる

これは資産額だけでは作れない。

だからこそ、
40〜50代は一度、

「自分は何があれば幸せか」

を整理してみる価値があるのかもしれません。

次回は、
「Aged Pensionだけで暮らせる人、苦しくなる人の違い」
について書いてみます。

家計設計屋より

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