オーストラリア中間層の罠|第10話 Superだけでは安心できない理由

オーストラリアで老後の話になると、
必ず出てくるのがSuperです。

確かにSuperは、
オーストラリア老後設計の中心です。

でも最近私は、

“Super残高だけでは安心は決まらない”

と強く感じています。

なぜなら、
同じSuper残高でも、
苦しい人と余裕がある人がいるからです。


「老後資金◯百万ドル必要」に振り回される

SNSやYouTubeを見ると、

  • retirementには100万ドル必要
  • Super 50万では足りない
  • pensionだけでは無理

こんな情報が大量に流れてきます。

もちろん、
間違いではありません。

でも問題は、

“毎月いくら必要な人なのか”

が抜け落ちていること。

ここを見ないと、
数字だけ見て永遠に不安になります。


老後の難易度は「固定費」で決まる

例えば、

毎月1万ドル必要な生活と、
毎月3千ドルで満足できる生活では、
必要資産が全く違います。

つまり、
老後の難易度って、

Super残高だけではなく、

  • 住居費
  • 保険
  • 生活レベル
  • 維持コスト

でかなり変わる。

これは現役時代から、
すでに始まっています。


庶民が一番苦しくなるパターン

私が一番キツいと思うのは、

“現役時代の高固定費を老後まで引きずること”

です。

例えば、

  • 大きな家
  • 高い維持費
  • ローン
  • 高消費生活

を続けたまま、
収入だけ下がる。

すると、
老後も

「もっとお金が必要」

が終わらない。

これはかなり苦しい。


Superは「土台」であって万能ではない

ここ誤解されやすいですが、
私はSuperを否定しているわけではありません。

むしろ超重要です。

ただ、
Superは魔法ではない。

例えば、

  • 固定費が重い
  • 家賃が高い
  • 生活レベルが高い

状態だと、
どれだけSuperがあっても不安は消えにくい。

逆に、

  • 固定費が軽い
  • 住居費が低い
  • 「これで十分」が分かっている

人は、
そこまで巨大な資産がなくても、
自由度を感じやすい。


「いくら必要か」より「どう暮らしたいか」

ここ、
かなり大事だと思っています。

多くの人は、

「いくら必要ですか?」

を聞きます。

でも本当は、

“どう暮らしたいか”

を先に考える方が自然です。

  • どこに住みたい?
  • 家は必要?
  • 車は?
  • 旅行頻度は?
  • 趣味は?
  • 何に幸せを感じる?

ここが曖昧なままだと、
必要金額も永遠に分からない。


老後は「収入を減らす練習」でもある

若い頃は、
収入を増やす時期でもあります。

でも人生後半は、
少しずつ

“少ないコストでも心地よく暮らす力”

が大事になる気がしています。

これは我慢とは違います。

むしろ、

  • 比較を減らす
  • 見栄を減らす
  • 自分に必要な量を知る

そんな話に近い。


庶民は「軽さ」が武器になる

超富裕層を目指すのは、
簡単ではありません。

でも庶民でも、

  • 固定費
  • 住居
  • 生活レベル
  • 維持コスト

を整えることで、
人生難易度をかなり下げることはできます。

私はこれ、
“守り”

というより、

“自由を守る設計”

だと思っています。

次回は、
「Aged Pensionだけで暮らせる人、苦しくなる人の違い」
について書いてみます。

家計設計屋より

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