私はずっと、
「頑張れば何とかなる」と思っていた。
体調が悪くても働く。
しんどくても動く。
お金が不安なら、
もっと頑張って稼ぐ。
それが普通だと思っていた。
でも脳出血をして、
その考えは一回壊れた。
そもそも、
“頑張れない状態”になることがある。
気合いとか根性とか、
そういう話じゃない。
身体が動かない。
脳が止まる。
判断力が落ちる。
「働けば何とかなる」が、
使えなくなる瞬間が本当にある。
その時に初めて分かった。
人間を追い詰めるのは、
貧乏そのものじゃない。
「止まれないこと」なんだって。
お金がない。
固定費が高い。
支払いが迫る。
すると、
休むという選択肢が消える。
本当は休んだ方がいいのに、
働くしかなくなる。
私はそこが怖いと思った。
だから今、
昔より強く思う。
命金って、
ただの貯金じゃない。
“休める権利”なんだって。
世の中、
投資の話は山ほどある。
NISA。
ETF。
Super。
資産形成。
もちろん大事。
でもその前に、
「数ヶ月止まっても生きられるか」
ここが抜けると、
人生がかなり不安定になる。
しかも厄介なのは、
頑張れる人ほど、
この凝りを持ちやすいこと。
真面目な人。
責任感が強い人。
我慢できる人。
そういう人ほど、
「休む=甘え」
になりやすい。
でも実際は逆だった。
壊れてから立て直す方が、
ずっと大変。
だから私は今、
お金を増やすより先に、
「止まっても死なない設計」
を大事にしている。
それだけで、
人生の呼吸がかなり変わる。
家計設計屋より


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