子どもにお金のこと、どこまで教えるべきか。
正直、答えはシンプルだと思っている。
「基礎の基礎だけでいい」
それ以上はいらない。
なぜそう思うのか。
理由はひとつ。
私が、遠回りしてきたから。
お金で大きく失敗したわけじゃない。
借金を抱えたわけでもない。
ただ、「知らなかった」。
それだけで、
時間も、選択肢も、精神的な余裕も、
少しずつ削られていった。
そして2024年、脳出血で倒れて、
約10ヶ月、世帯収入がゼロになった。
そのとき、家計を支えたのは何だったか。
特別なスキルでも、投資の知識でもない。
ただ手元にあった“計画された現金”だった。
この経験で、はっきり分かった。
お金は「増やすもの」の前に、
「守るもの」だということ。
だからこそ、子どもに伝えるべきことは限られている。
投資のテクニックもいらない。
資産形成の正解もいらない。
どの保険がいいかなんて、なおさらいらない。
そんなものは、大人になってからいくらでも学べる。
でも、
「お金で人生が崩れないための基礎」だけは、
早く知っておいたほうがいい。
それだけでいい。
むしろ、それ以上は邪魔になることもある。
なぜなら、
その先は、自分で選ぶものだから。
どんな生き方をするのか。
何にお金を使うのか。
どこにリスクを取るのか。
それは全部、自分の人生だ。
親が決めることじゃない。
親ができるのは、
せいぜい「地面を整えるところまで」。
崩れない土台だけ渡して、
あとは手放す。
その上に何を建てるかは、本人の自由。
それが、私が子どもにお金のことを伝えたい
本当の理由。


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