このシリーズでは
外国人の視点から
日本社会の特徴を
見てきた。
高架下で寝てしまった夜。
財布も
携帯も
そのままだった。
列に並ぶ文化。
落とし物が戻る社会。
公共空間の秩序。
こうした行動は
日本では
当たり前のように見える。
しかし世界から見ると
これは
かなり珍しい社会だ。
多くの国では
社会は
法律
監視
罰
こうした仕組みで
維持される。
しかし日本では
文化が
社会の秩序を
支えている。
同調圧力。
これは
ネガティブに語られることも多い。
しかし同時に
社会の信用を
作る力でもある。
人がルールを守る。
公共空間を大切にする。
他人の物を取らない。
こうした行動が積み重なると
社会には
信用
が生まれる。
信用がある社会では
取引のコストが下がる。
トラブルが少ない。
ビジネスが
比較的スムーズに進む。
つまり
信用は
経済の基盤になる。
株式市場
投資
企業活動
こうしたものも
社会の信用の上に
成り立っている。
日本は
必ずしも
投資に積極的な国ではない。
それでも
社会の安定性と
制度の信頼性は
世界の中でも
比較的高い。
これは
日本社会が持つ
見えない資産
とも言える。
もちろん
同調圧力には
負の側面もある。
個性が出にくい。
変化が遅い。
挑戦が難しい。
しかし
社会の信用という視点で見ると
この文化は
大きな役割も
果たしている。
日本社会には
資源が少ない。
人口も
減っている。
それでも
この国には
信用という資産
がある。
そして
この資産は
数字には
なかなか現れない。
しかし確実に
社会の基盤を
支えている。
もしかすると
これこそが
日本社会の
最も強い資産
なのかもしれない。
このシリーズは
⑧ 社会・制度の前提にまとめていきます。


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