「緊急時はクレジットカードで払えばいい」
この理屈は、一見合理的だ。
限度額もある。
信用スコアもある。
ポイントもつく。
でも、ここで問い直したい。
2週間ICUに入ったら?
「そんな大げさな話は起きない」
本当にそうだろうか。
交通事故。
脳出血。
重度の感染症。
ICUに2週間。
これは決して珍しい話ではない。
そして重要なのは、
ICUの期間そのものではない
その後だ。
退院してもすぐに通常生活に戻れるとは限らない。
判断力は落ちる。
体力は戻らない。
収入は止まる。
クレジットカードは“資産”ではない
クレジットカードは便利だ。
でもそれは
借金の枠
自分の資産ではない。
成立する前提はこうだ。
・あなたが意識を保っている
・支払い管理ができる
・返済原資がある
・精神的に冷静でいられる
ICU明けで、これが全部揃うだろうか。
クレカは「時間」を買えるか
確かに短期なら時間は買える。
でもそれは
数週間レベル。
収入停止が3か月、6か月と続いたら?
カード残高は膨らむ。
精神的負担も増える。
それは防御ではない。
借金による延命
だ。
命金の役割
生活防衛費の本質は
利回りではない。
冷静になるまでの猶予
・医療の整理
・保険の確認
・働き方の再設計
・家族の立て直し
時間を買う金。
時間があれば、
最悪の選択を避けられる。
私の立場
私は投資をしている。
でも攻めだけで設計しない。
クレジットカードは補助輪にはなる。
でも、
基礎体力の代わりにはならない
生活防衛費がいらない人もいる。
でもそれは、
十分な純資産を持ち、
借金をしても揺らがない層。
多くの家庭にとっては、
命金ゼロ+クレカ頼みは
かなりリスクが高い設計だ。
第4話では、
「生活防衛費がいらない人の条件」を冷静に整理する。
感情ではなく、線を引く。


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