生活防衛費はいらない?──“動けなくなる瞬間”を想定しているか|第2話 いくら必要かは「金額」ではなく「停止期間」で決まる

命金

生活防衛費はいくら必要ですか?

よくある答えは、

「3〜6か月分の生活費」

でも私は、この“月数”という言い方に少し違和感がある。

本質は金額ではない。


生活防衛費は「停止」に備える資金

生活防衛費は、

・車の修理代
・急な医療費
・家電の買い替え

のための財布ではない。

本質はこれだ。

収入が止まり、自分が動けなくなる期間をどう耐えるか

だから考えるべきは

「いくらか?」ではなく

「最悪、何か月止まる可能性があるか?」


具体例で考える(AUD)

仮に生活費が

  • AUD 4,000

だとする。

6か月停止 → AUD 24,000
8か月停止 → AUD 32,000
12か月停止 → AUD 48,000

数字はシンプル。

怖いのは金額よりも

期間が読めないこと


自営業者は特に甘く見ない

会社員なら

・傷病手当
・失業給付

がある場合もある。

でも自営業は?

売上ゼロは普通に起きる。

しかも景気後退は
複数収入を同時に削る。

「収入源が複数あるから大丈夫」は
構造的には弱い。


投資とのバランス(AUD視点)

「AUD 30,000 を現金で持つのは機会損失では?」

確かにそう。

でも、

暴落時に生活費が必要になり
投資を売るほうが損失は大きい。

生活防衛費は

投資を守るための資金

攻めを守る防御。


何か月が正解?

最低ライン目安:

  • 収入1本 → 6か月以上
  • 自営業 → 6〜12か月
  • 扶養家族あり → 厚め
  • 固定費が高い → 厚め

大事なのは

「3か月で十分か?」ではなく

自分の最悪シナリオを想定したか

ここ。


生活防衛費がいらない人もいる。

でもそれは、

純資産が生活費を大きく上回る層。

多くの人は、そこまで到達していない。

第3話では、

「クレジットカードは代替になり得るのか?」を構造分解する。

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