見栄の役職|第2話 なぜ人は意味のない肩書きにしがみつくのか

意味ないと薄々わかっている。

その役職で幸せになっていないこともわかっている。
ストレスが増えたこともわかっている。
時間を失っていることもわかっている。

それでも手放せない人が多い。

なぜか。

答えはシンプル。

役職を失うのが怖いんじゃない。
役職がない自分が怖い。


肩書きが自分そのものになっている

長年会社にいると、

  • 課長の自分
  • 部長の自分
  • 管理職の自分
  • 大企業勤務の自分

これがアイデンティティ化する。

本来、役職は仕事上の役割でしかない。

でもいつの間にか、

肩書き = 自分の価値

になってしまう。

これが苦しさの正体。


周りの目が強すぎる

  • 親にどう思われるか
  • 同級生にどう見られるか
  • 妻や夫の家族にどう見られるか
  • 世間的にちゃんとしてるか

日本はここが強い。

だから本人の幸せより、
他人からの評価を優先しやすい。

すると役職を手放せなくなる。


過去を否定したくない

20年頑張ってきた。
残業してきた。
我慢してきた。
昇進競争も乗り越えてきた。

そこから降りると、

「今まで何だったのか」

と感じやすい。

でもそれは違う。

過去の努力が無駄なのではない。
今の選択を変えるだけ。

ここを混同すると動けなくなる。


会社の外の世界を知らない

会社員世界しか知らないと、

  • 小さな自営業
  • 複数収入源
  • 副業からの独立
  • 低固定費で生きる人
  • 地味だけど自由な人

こういう生き方が見えない。

見えないものは選べない。

だから今の肩書きにしがみつく。


本当に怖がるべきこと

怖いのは役職を失うことではない。

  • 心を削り続けること
  • 家族時間を失うこと
  • 健康を壊すこと
  • 見栄の固定費が増えること
  • 自分の人生を生きないこと

こっちの方がよほど怖い。


結論

意味のない肩書きにしがみつく人は弱いわけではない。

社会構造と心理設計にハマっているだけ。

でも気づいた瞬間から外れることはできる。

役職は借り物。
会社名も借り物。

最後に残るのは、

  • 人間性
  • スキル
  • 現金余力
  • 行動力
  • どこでも生きる力

こっち。

肩書きがない自分を育てた人から、本当の自由が始まる。

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