第7話|日本の金融教育はなぜ歪んだのか?投資ブームの前に必要なお金の前提

ここ数年、日本では
お金の話が以前より
オープンになった。

NISA。
投資。
資産形成。

ニュースでも
SNSでも
お金の話題は増えている。

一見すると
金融教育が進んだようにも見える。

しかし
どこか違和感が残る。


■ 投資の話ばかり

今の金融コンテンツの多くは
投資の話だ。

株。
ETF。
NISA。

元証券マン。
元銀行。
元ファンド。

こうした人たちが
投資の話をしている。

もちろん
それ自体は悪いことではない。

しかし問題は
順番だ。


■ 本来の順番

お金の理解には
本来の順番がある。

1 お金の役割
2 収入
3 家計設計
4 貯蓄
5 リスク理解
6 投資

投資は
最後に来る。

投資は
増幅装置だからだ。

土台ではない。


■ 100年前の順番

ここで思い出したい。

羽仁もと子が
最初に取り組んだのは

投資ではなかった。

家計だった。

お金の流れを理解する。
生活を設計する。
欲望を整理する。

つまり

金融教育の土台。


■ なぜ順番が逆転したのか

理由は単純だ。

投資の話は
コンテンツとして広がりやすい。

夢がある。
数字が動く。
結果が見える。

一方で

家計
生活設計
固定費

こうした話は
地味だ。

だから語られにくい。


■ 空気はまだ残っている

日本では
お金の話は増えた。

しかし

収入
家計
生活設計

こうした
お金の前提の話は
まだ少ない。

つまり

投資の話は増えたが
前提の話は増えていない。

ここに
今の金融教育の歪みがある。


■ 次の世代に渡すもの

金融教育とは
投資の知識ではない。

お金の前提を理解することだ。

生活を設計する。
欲望を整理する。
未来を考える。

投資は
その上に乗る。

順番を間違えると
社会は歪む。


空気を読む力は必要だ。

しかし
空気に人生を渡してはいけない。

前提を疑い
言語化し
次の世代に渡す。

このシリーズの目的は
そこにある。


#日本社会 #金融教育 #投資ブーム #羽仁もと子 #前提思考
この話は「⑧-社会・制度の前提」カテゴリーにまとめてあります。

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