あと2日で、脳出血から丸2年になる。
頭では忘れているつもりでも、
身体は覚えている。
あの病室の光。
血圧計の音。
天井を見上げていた時間。
人は、強烈な出来事を
理屈ではなく神経で保存する。
そして“その季節”が近づくと、
静かに思い出す。
これを「周年反応」と呼ぶらしい。
私は最近、やけに2024年を思い出していた。
義父のこと。
あの年の重なり。
偶然じゃなかった。
身体が、2年前をなぞっていただけだ。
🚙 Nissan X-Trail を運転すると安心する理由も、
そこにあるのかもしれない。
この車は、2024年を全部知っている。
私が倒れ、
戻り、
義父が去った年。
あの一年の空気を、
この車は通り抜けている。
だから安心する。
これはノスタルジーではない。
確認だ。
私は生き延びた。
義父は生き切った。
そして今、私は走っている。
2年前の私は、怖かった。
命が終わるかもしれないという恐怖。
身体が思うように動かない不安。
未来が消えるかもしれない感覚。
でも今は違う。
怖さは1ミリもない。
あるのは、希望と期待だけ。
これは強がりではない。
恐怖を通過したあとの静けさだ。
人は壊れる。
身体も壊れる。
でも、それで終わりではない。
義父がエンジンを載せ替えたように、
私は生き方を載せ替えた。
スピードは変わった。
優先順位も変わった。
でも止まらない。
2年目の身体は、
もう恐怖を選ばない。
私は、生きている。
そして今が、人生で一番最高だ。
続く。
aya story


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