宗教は政治を作るのか?
宗教は個人の話だと思っていた。
信じるか、信じないか。
祈るか、祈らないか。
でも違う。
宗教は、
死の意味を決める。
そして死の意味は、
制度を作る。
死生観が変わると、法律が変わる
もし死が
・神の計画の一部なら
・命は神の所有物なら
中絶の議論は変わる。
安楽死の議論も変わる。
もし死が
・個人の選択の延長なら
自己決定の優先順位が上がる。
これは感情の話ではない。
前提の話だ。
宗教国家と世俗国家
世界には、宗教が法律に直結している国がある。
たとえば
イラン
では宗教指導者が政治に強い影響を持つ。
一方で
アメリカ合衆国
は建前上は政教分離だが、キリスト教的価値観は政治に深く影響している。
そして
日本
は「無宗教」と言いながら、
空気が政治を動かす。
日本の特異性
日本では、
宗教は語らない。
政治も語らない。
でも空気は強い。
和を乱すな。
みんなが困る。
これは宗教ではないと言う。
でも構造としては、
価値観が制度を縛っている。
それは宗教と何が違うのだろう。
宗教は暴力か、秩序か
宗教は争いを生む。
でも同時に秩序も作る。
共通の善悪。
共通の死生観。
共通の恐れ。
それが社会を安定させる。
問題は、
宗教があるかどうかではない。
その前提を自覚しているかどうか。
私の立場
私は神を持たない。
でも、
宗教が制度に影響することは否定しない。
むしろ当然だと思う。
人間は、
死の扱い方で
人生の扱い方を決める。
そして、
人生の扱い方で
政治を決める。
宗教は個人の内面の話では終わらない。
それは社会の設計図になる。
次は、
では神を持たない私は
どんな前提で生きるのか。
シリーズ最終話へ進む。
この話は、思考の前提と宗教のカテゴリーにまとめてあります。


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