日本の社会OS|第1話 日本の教育は社会OSを作る

日本の学校には
少し不思議な文化がある。

生徒が

教室を掃除する。


机を拭き、
廊下を掃き、
ゴミを集める。

掃除は
業者の仕事ではない。

生徒の仕事。


海外では
これはかなり珍しい。

多くの国では

掃除は
清掃スタッフの仕事だ。


でも日本では

子どもが
自分たちで掃除をする。


日本にいると
これは普通に見える。

しかし外から見ると

かなり特殊な教育だ。


もう一つある。

手を洗う習慣。


食事の前には
必ず手を洗う。

学校でも
家庭でも

これは自然に教えられる。


さらに

子どもは

ハンカチとティッシュを持つ。


日本では普通のことだ。

しかし海外では

ハンカチすら
持ち歩かない人も多い。


こうした習慣は

とても小さなことに見える。


しかし

実は

これらはすべて

あることを教えている。


公共空間を大切にすること。


自分の机だけでなく

みんなが使う場所を
きれいにする。


自分の行動が

周りの人に
影響することを

子どもの頃から
学ぶ。


これは

単なる学校教育ではない。


日本の学校は

社会のルールを

体で覚えさせる場所

でもある。


言い換えると

日本の教育は

社会のOS

を作っている。


OSとは

コンピューターを動かす
基本の仕組みのこと。


社会にも

それに似たものがある。


列に並ぶ。

電車で静かにする。

落とし物を届ける。


こうした行動は

突然生まれるものではない。


子どもの頃から

少しずつ

身についていく。


日本社会の秩序は

法律だけで
作られているわけではない。


小さな習慣。

小さなルール。

小さな行動。


それらが積み重なって

社会の秩序を作っている。


日本の学校は

勉強だけを教える場所ではない。


社会を動かす

見えない仕組み

を育てる場所でもある。


このシリーズでは

その

日本の社会OS

について考えていく。


このシリーズは
⑧ 社会・制度の前提にまとめていきます。

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