外国から見た日本|第2話 日本は先進国、金融は後進国?

日本は先進国だ。

インフラは整っている。
犯罪は少ない。
社会は安定している。

世界から見ても
かなり住みやすい国だ。


しかし外国人が日本に来ると
少し不思議に感じることがある。

それが

お金の文化だ。


日本人はよく貯金をする。

これは世界的にも有名だ。

実際、日本の家計金融資産は

半分以上が現金と預金。

株式や投資信託の割合は
欧米に比べるとかなり低い。


アメリカでは

家計資産の多くが
株式や投資に入っている。

つまり

お金を働かせる文化がある。


では日本は

金融教育が遅れているのだろうか。

実は

そう単純な話でもない。


日本では

学校で
お金の授業はほとんどない。

しかしこれは
日本だけの話ではない。

多くの国でも

金融教育は
学校ではあまり行われていない。


本当の違いは

家庭の会話だ。


欧米では

投資
住宅ローン
株式
退職年金

こういう話を
家庭で普通にする。

子どもはその会話を
自然に聞いて育つ。


つまり

家庭で金融教育が起きる。


日本では

お金の話を
あまりしない。

収入も
貯金も
投資も

家庭の中でも
話題にしないことが多い。


むしろ

お金の話は下品

という空気さえある。


その結果

日本では

学校でも学ばず
家庭でも話さない。


つまり

金融の知識が自然に広がりにくい社会

になっている。


これは

日本社会の特徴でもある。


日本は

信用で回る社会だ。

銀行も
会社も
年金も

社会の制度が
ある程度守ってくれる。


だから長い間

お金を増やすことより

お金を守る文化

が強かった。


しかし今

社会の前提は
少しずつ変わっている。

低金利
年金不安
働き方の変化


それでも

多くの日本人は
投資を怖がる。

なぜだろうか。


次の記事では

なぜ日本人は投資を怖がるのか。

文化と心理の視点から
もう少し深く見ていく。


このシリーズは
⑧ 社会・制度の前提にまとめていきます。

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