日本の社会OS|第2話 清潔文化のルーツ

日本人は

清潔好き

と言われる。


手を洗う。

風呂に入る。

公共の場所を
きれいに使う。


日本にいると

これは

普通のことに見える。


しかし

海外に出ると

気づく。


この感覚は

世界では普通ではない。


では

なぜ日本人は

ここまで

清潔を大切にするのだろうか。


理由の一つは

宗教文化。


日本の伝統宗教である

神道には

「穢れ(けがれ)」

という考え方がある。


穢れとは

単なる汚れではない。


精神的にも

良くない状態

と考えられていた。


だから

水で清める。

身体を整える。

清潔を保つ。


神社に行くと

参拝の前に

手と口を清める。


これは

単なる儀式ではない。


清める文化

そのものだ。


もう一つの理由は

水の豊富な環境。


日本は

雨が多く

川が多い。


水が身近にある国だった。


そのため

風呂文化や

洗う文化が

自然に広がった。


さらに

もう一つ大きな理由がある。


それは

都市文化。


江戸時代

江戸の人口は

約100万人。


当時としては

世界最大級の都市だった。


人口が多い都市では

衛生が悪いと

すぐに病気が広がる。


そのため

清潔を保つ文化が

自然に発達した。


日本の清潔文化は

戦後に突然生まれたものではない。


宗教

環境

都市


これらが重なって

長い時間をかけて

作られてきたものだ。


そして

その文化は

学校教育を通じて

次の世代へと

引き継がれていく。


日本の清潔文化は

単なる習慣ではない。


社会を支える

文化のOS

でもある。


では

この清潔文化は

都市の中で

どのように機能していたのだろうか。


次の記事では

江戸という都市

に注目してみたい。


このシリーズは
⑧ 社会・制度の前提にまとめていきます。

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