オリンピックで、中国選手席だけが空いているように見えた。
私は変だと思った。
でも証拠はない。
公式説明もある。
偶然かもしれない。
移動のタイミングかもしれない。
それでも私は、
「何か意図があるのではないか」
と感じた。
ここで止まる。
これは中国批判の話ではない。
問いはひとつ。
なぜ私は、意図を感じたのか。
人は空白を埋めたがる
脳は予測装置だ。
説明できない空白があると、不安になる。
空席。
不自然。
違和感。
この“空白”を埋めるために、
脳は因果を補完する。
心理学で言えば、
パターン認識の過剰適用。
偶然を意味に変換する。
これは知性の欠如ではない。
生存本能だ。
ナショナリズムは帰属の感情
ナショナリズムは、敵意とは限らない。
それは「帰属」の感情だ。
自分の国。
自分の側。
自分の集団。
帰属があると、
外側の動きに敏感になる。
だから違和感が生まれる。
これは誰にでも起こる。
宗教・投資・政治と同じ構造
宗教では奇跡に意味を見出す。
投資では暴落に意図を探す。
政治では失策に裏を読む。
全部同じ構造だ。
人は「説明のない現象」に耐えられない。
だから物語を作る。
違和感は出発点になる。
だが、
違和感=証拠
ではない。
この一線を越えると陰謀論になる。
越えなければ思考になる。
結び
私は違和感を持った。
でも、そこで断定しない。
物語を作る前に、
問いを置く。
なぜ私はそう感じたのか。
政治を語らない政治の話は、
制度の話で終わらない。
制度の前に人間がいる。
人間の前に感情がある。
感情は制度より強い。
だからこそ、
扱い方を設計しなければならない。
この話は⑧-社会・制度の前提シリーズの中にまとめてあります。


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