自由の値段|第5話 住む場所がすべてを変える

前話では、電気系進路の4ルートを横並びで比べた。

でも、あの比較には“もう一つの巨大な変数”がある。

住む場所。

職業よりも、実は強い。


前提を置く。

シェアハウス(Gold Coast)

  • 生活費 約$29,640/年

ボート残留(週0・食事込み)

  • 住居+食事 $15,600/年
  • 交通等 $3,000/年
    ▶ 合計 約$18,600/年

差額は、約$11,000/年。

4年で、約$44,000。

この差は軽くない。


大学直行の場合

シェアだと、卒業時負債 約-$108k。

ボート残留($300)なら、

在学中の生活赤字は年間約-$5,600。
4年で約-$22,400。
+ HECS $36,000。

▶ 卒業時負債 約-$58,000。

差額 約$50,000。

22歳の心理は、まるで違う。


見習いの場合

シェアだと4年で約$48k貯蓄。

ボート残留($300)なら、

年間約$23k貯蓄。
4年で約$93k。

差額 約$45k。

22歳で手元にある資金が変わる。

選択肢の幅が変わる。


見えること

住居は、最大のレバーだ。

どの職業を選ぶかより、

どこに住むかの方が
若いうちは影響が大きい。

固定費は重力。

重力が軽いほど、
加速は早い。


ただし。

ボート残留は金融的に有利でも、

心理的には完全自立ではない。

市場家賃を払っていない。
家族経済圏の中にいる。

だからこれは

「甘え」か。

それとも

「戦略」か。

答えは設計次第だ。


高校卒業後は、

陸でもボートでも条件は揃う。

働ける。
フルタイム可能。
時間制約が消える。

つまり、

ボートが問題なのではない。

条件の設計が問題だ。


週$300は、

守りすぎでもなく、
市場価格でもない。

滑走路を延ばしながら、
地面の重さも感じさせる価格。

自立は、場所ではない。

条件と設計だ。


この話は②人生設計の前提にまとめている。

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