AGED CARE 高齢者介護

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介護の地獄 最終回|在宅を選ぶなら、最初に決めておいてほしいこと

在宅介護は、愛がある人が選ぶものでも、覚悟がある人がやるものでもない。設計がある人だけが、壊れずに続けられる形だ。それがない在宅は、静かに人を追い詰める。ここまで読んだ人に、感情論はいらないと思う。だから、最初に決めておくべきことをそのまま...
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介護の地獄 第7話|亡くなったから、私は離れられた。これが在宅の怖さ

介護の現場を離れられたのは、前向きな決断をしたからじゃない。限界を見極めたからでも、自分を守れたからでもない。介護していた人が、亡くなったから。それだけだ。私は、「もう無理だ」と思いながら介護を続けていた。このままでは壊れると分かっていた。...
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介護の地獄 第6話|どこで降りられた人と、降りられなかった人の違い

介護の地獄から降りられた人がいる。一方で、最後まで降りられなかった人もいる。この違いは、覚悟でも愛の深さでも人格でもない。降りる“仕組み”があったかどうか。それだけだ。降りられた人に共通しているのは、たった一つ。「自分が限界を決めていい」と...
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介護の地獄 第5話|人は、こういう順番で壊れていく

介護で人が壊れるとき、それは突然じゃない。劇的でもない。分かりやすくもない。決まった順番がある。① まず、時間が壊れる最初に削られるのは、睡眠と休憩。・夜中の呼び出し・常時気が張った状態・「何も起きてなくても休めない」ここではまだ、本人は壊...
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介護の地獄 第4話|祈りと善意が、理性を無力化する

介護の現場で起きる狂気は、怒鳴り声や暴力じゃない。もっと静かで、もっと“正しい顔”をしてやってくる。それが、祈りと善意だ。限界が近づくと、人は論理よりも意味を求め始める。・なぜ、こんなことが起きたのか・なぜ、私なのか・この苦しみに意味はある...
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介護の地獄 第3話|「本人の希望を尊重する」という名の放棄

介護の現場で、一番よく聞く言葉がある。本人が施設は嫌だと言っているから本人の希望を尊重したいから一見、とても正しくてとても優しい判断に見える。でも、この言葉が出た瞬間、介護は一気に歪み始める。はっきり言う。「本人の希望を最優先する介護」は、...
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介護の地獄 第2話|「一人で抱える」は、最初から破綻している

介護で一番最初に壊れる前提。それは、「一人で抱える」ことが成立すると思っていること。介護は、突然フルマラソンを走らされる出来事じゃない。最初は散歩みたいな顔をして近づいてくる。・通院の付き添い・書類の手続き・ちょっとした見守り「これくらいな...
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介護の地獄 第1話|それは、ある日突然始まらない

介護の地獄は、ある日いきなり扉が開いて始まるわけじゃない。むしろ逆だ。少し手伝うだけ。今だけ。家族だから。他に誰もいないから。そうやって、静かに、確実に、逃げ道を塞がれていく。気づいたときには、もう「やめる」という選択肢が消えている。最初は...
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日本のブルーカラーの仕事の地位と賃金の疑問【2.75話】

──オーストラリア介護は、なぜ「NDISだけ」稼げるのか。ここで、もう一段深い話をする。オーストラリアの介護職は稼げる。──ただし、NDISに限る。AGED CAREは、もう別物。というか、構造的に無理。これは能力の差でも、努力の差でもない...