2 人生 関係 フェーズ

子育て

第4話|慣れたんじゃない。選べるようになった

よく言われる。「慣れたんでしょ?」海外で長く暮らして、差別っぽいものに反応しなくなったと言うと、そう聞かれる。でも、違う。慣れたんじゃない。選べるようになっただけ。昔は、全部拾っていた。違和感も、雑な言葉も、微妙な態度も。拾って、考えて、飲...
子育て

第3話|たぶん浴びてる。でも、私のところまでは下りてこない

差別は、大人になってから出会うものだと思っていた時期があった。でも実際は、子どもの方が、ずっと早く出会う。名前。見た目。アクセント。国籍の決めつけ。海外で暮らしていれば、ゼロなはずがない。たぶん、うちの子もそういう言葉を浴びていると思う。た...
ワーホリ

嫌われる勇気より、詰まない選択

──アジア人くそばばあと思われても、生き残る方を選ぶオーストラリアで生活していると、ときどき必ず出くわす。「これ、1人で解決しないと詰むな」という場面。そのとき私が考えることは、たった一つ。相手が私のことをどう思うか。嫌われるか。感じ悪いか...
修羅場

第10話(最終話)|修羅場を生き延びた人は、もう十分やった

修羅場を振り返ると、人はつい「意味」を探したくなる。あの経験は何だったのか。何を学んだのか。成長できたのか。でも、最後にこれだけははっきり言いたい。修羅場は、意味づけしなくていい修羅場は成長物語にしなくていい。教訓も美談も感動的なまとめもい...
修羅場

第9話|修羅場を通った人は、もう元の場所には戻れない

修羅場を抜けたあと、ふと気づくことがある。「あれ?前と同じ感覚で生きられない」でもそれは、壊れたわけでも冷めたわけでもない。戻れないのは、劣化じゃない修羅場を通る前の自分は、いろんな前提を信じていた。・頑張れば何とかなる・ちゃんとすれば報わ...
修羅場

第8話|修羅場は、子育てだけのものじゃない

「修羅場」と聞くと、子育てを思い浮かべる人が多い。でも書き進めてきて、私ははっきり思った。修羅場は、子育てに限らない。人生には、何度か「逃げ場のない時期」が来る・離婚の渦中・子どもの重い病気・親の病気や介護・突然の喪失・生活が一気に崩れた時...
修羅場

第7話|修羅場を抜けたあとに来る「後遺症」

修羅場が終わったあと、不思議な感覚に襲われる人がいる。もう忙しさは落ち着いた。子どもも手が離れ始めた。時間も、少し戻ってきた。なのに——気持ちが戻ってこない。修羅場は終わっても、身体と脳はまだ戦っている修羅場の最中、人はずっと緊張状態にいる...
修羅場

第6話|修羅場の記憶が、ところどころ抜けている理由

修羅場の頃の話をすると、よくこう言われる。「その時、何考えてた?」「どうやって乗り切ったの?」正直に答えると、覚えていない部分が多い。記憶が曖昧なのは、異常じゃない修羅場を経験した人の多くが、同じことを感じている。・日々の記憶が飛んでいる・...
修羅場

第5話|修羅場で「助けて」と言えなかった理由

修羅場にいた頃を思い出すと、あとからこう思う人が多い。「なんで、もっと助けを求めなかったんだろう」「誰かに頼めばよかったのに」でも、あの時の自分を責める必要はない。修羅場では、「助けて」が言語化できない修羅場にいると、頭の中はこうなっている...
修羅場

第4話|修羅場では、「ちゃんとする」が人を壊す

修羅場に入ると、人は無意識にこう思う。「ちゃんとしなきゃ」「母親なんだから」「私が踏ん張らなきゃ」この「ちゃんと」が、一番危ない。修羅場で「ちゃんと」は成立しない修羅場って、そもそも通常運転じゃない。睡眠不足予測不能余裕ゼロ回復時間なしこの...