教育

思考の保管箱

第5話|親が「現実」を直視できない理由

教育の話になると、最後に必ず立ちはだかるのが親の不安だ。子どもが不安だからじゃない。多くの場合、親自身が怖い。親は知っている。・大卒でも安泰じゃない・奨学金は借金・ホワイトカラーは飽和・技能職の方が稼ぐ例もある頭では、分かっている。でも、直...
思考の保管箱

第4.5話|オーストラリアでも「大学が前提の場所」と「そうじゃない場所」がある

オーストラリアに住んでいると、「海外では大学に行かなくてもいい」という話が、少し単純化されすぎて伝わることがある。でも実際は、オーストラリア国内でも前提は同じじゃない。場所によって、進路の“初期設定”はかなり違う。私と芋が生きてきたゴールド...
思考の保管箱

第4話|海外では「とりあえず大学」が成立しない理由

オーストラリアやイギリスで「とりあえず大学へ行く」という選択は、ほとんど成立しない。理由は思想でも意識の高さでもない。制度と現実が、そうさせない。まず、学費。海外では大学=高コストがはっきりしている。・学費は安くない・生活費もかかる・多くは...
思考の保管箱

第3話|ブルーカラーの地位と賃金が壊したもの

「とりあえず大学」がここまで強固になった理由。それはブルーカラーの地位と賃金が、長年低く設計されてきたから。日本では、いつの間にかこんな前提が刷り込まれた。・手を動かす仕事=下・大学に行かない=負け・現場仕事=一生安月給でもこれは能力の話で...
思考の保管箱

第2話|30年変わらなかった“進路OS”

今の進路の空気って、実は30年前とほとんど同じだ。・いい大学・いい会社・安定・脱落しないことこの並び、90年代で完成して、そのままアップデートされていない。おかしいのは、現実はとっくに変わっていること。・終身雇用は崩れ・年功序列は形骸化・大...
思考の保管箱

第1話|「とりあえず大学」は、誰の不安か

「とりあえず大学へ行こう」この言葉ほど、思考を止める魔法の呪文はない。子どもに聞く。「何学びたいの?」返ってくる答えはだいたい決まっている。・まだ分からない・みんな行くから・就職に有利だからここで多くの大人は思う。「まあ、大学で見つかるかも...
子育て

教育の話だと思っていたら、養育の話だった

最初は、教育の話だと思っていた。努力しているのに結果が出ない子。評価されない子。学校の仕組みの話。でも書いていくうちに、はっきり分かった。これは教育じゃない。養育の話だ。努力しているのに評価されない子次男は、正直に言うと全教科ひっかかってい...
子育て

教育シリーズ|第5話

親が渡すべきは「金」じゃなく「入口」オーストラリアでは、大学費用を親が出さない前提の家庭が多い。だからといって、親が何もしないわけではない。むしろ逆。ここまで見てきて思うのは、親の役割はお金を出すことではない、ということ。本当に効くのは、情...
子育て

教育シリーズ|第4.5話

高校在学中の見習いについて一点、ここは正直に書いておきます。オーストラリアでは、高校在学中でも見習い(School-based Apprenticeship)に入れるケースがあるはずです。ただ、このあたりは私自身の勉強不足もあり、確かな情報...
子育て

教育シリーズ|第4話

見習いはチャンス。でも親の力が効くここが、今カイトが立っているステージ。オーストラリアでは技術系ルートに進む子が多い。電気。配管。建築。メカ系。高校卒業後、まずは**見習い(Apprenticeship)**として現場に入る。でも、ここでよ...