AYA取り扱い説明書|第7話

― 外見は老いる、内側は自由 ―

脳出血後、
内側はどんどん自由になっていった。

一方で、
外見はちゃんと老いていく。

白髪も出る。
体力も落ちる。
無理もきかない。

そこは現実。

で、私は考えた。
白髪、どうする?

隠す?
若作りする?

……いや、
寄せていこう。

結果どうなったか。

色、抜きすぎた。
白髪移行のつもりが、
なぜかヤンキー寄り。

完全に想定外。

でも不思議と、
見慣れると悪くない。

というか、
もうどうでもいい。

内側が自由になると、
外見は
「評価対象」から外れる。

誰かにどう見られるかより、
自分が面白いかどうかが基準になる。

日本だったら、
たぶんアウト寄りの大アウト。

でも今いる場所では、
ただの
「そういう人」。

この差が、
めちゃくちゃ大きい。

老いを
管理しようとすると苦しくなる。

老いを
遊びに変えると、
急に楽になる。

内側が若返って、
外側が老いて、
そのズレを笑って扱えるようになる。

これが今の私。

——AYA、
年齢という概念から
だいぶ自由になる。

(つづく)


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