Aya

AGED CARE 高齢者介護

介護の地獄 第3話|「本人の希望を尊重する」という名の放棄

介護の現場で、一番よく聞く言葉がある。本人が施設は嫌だと言っているから本人の希望を尊重したいから一見、とても正しくてとても優しい判断に見える。でも、この言葉が出た瞬間、介護は一気に歪み始める。はっきり言う。「本人の希望を最優先する介護」は、...
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介護の地獄 第2話|「一人で抱える」は、最初から破綻している

介護で一番最初に壊れる前提。それは、「一人で抱える」ことが成立すると思っていること。介護は、突然フルマラソンを走らされる出来事じゃない。最初は散歩みたいな顔をして近づいてくる。・通院の付き添い・書類の手続き・ちょっとした見守り「これくらいな...
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介護の地獄 第1話|それは、ある日突然始まらない

介護の地獄は、ある日いきなり扉が開いて始まるわけじゃない。むしろ逆だ。少し手伝うだけ。今だけ。家族だから。他に誰もいないから。そうやって、静かに、確実に、逃げ道を塞がれていく。気づいたときには、もう「やめる」という選択肢が消えている。最初は...
⑧ 社会・制度の前提

第4話|55歳という年齢の残酷さ

──守られない年齢に入った瞬間55歳。この数字は、日本社会では「まだ働ける年齢」でもあり、「もう育てない年齢」でもある。この矛盾が、一番残酷だ。日本の制度は、55歳を想定していない55歳は、年金には早すぎる生活保護は「最後の手段」扱い就労支...
⑧ 社会・制度の前提

第3話|大学院卒が、なぜ武器にならなかったのか

──学歴が腐る国の話大学院卒。本来なら「高度人材」「専門職」「知的エリート」と扱われるはずの肩書きだ。それなのに、55歳・非正規・年収200万。なぜ、学歴は助けにならなかったのか。日本の学歴は「タイミング依存型」日本で学歴が効くのは、ほぼ新...
⑧ 社会・制度の前提

第2話|なぜ、ここまで落ちるのか

──努力不足では説明できない構造年収200万、55歳、非正規。この状況を見ると、多くの人は無意識にこう考える。「どこかで選択を間違えたんじゃないか」「努力が足りなかったんじゃないか」でも、実際はもっと単純で、個人の問題として処理できない構造...
⑧ 社会・制度の前提

第1話|年収200万という現実

55歳、日本人男性。独身。大学院卒。非正規雇用が長く、解雇を繰り返し、今は日給8,000円のアルバイト。年収は、200万円。ニュースでこの数字を見た瞬間、言葉が出なかった。「やばい」とか「きつい」とかそういう感想ですら、軽く感じた。年収20...
⑧ 社会・制度の前提

日本人の知らない物批判

日本でよく見かける批判には、ある共通点がある。それは──相手をよく知らないということ。「それ大丈夫なの?」「普通じゃないよね」「聞いたことない」「将来どうするの?」これらは一見、心配や助言のように聞こえる。でも実際は、評価でも忠告でもない。...
AYA取り扱い説明書(可動式OS編)

AYA取り扱い説明書|まとめ

このシリーズは、自分を肯定するために書いたわけでも、誰かを説得するために書いたわけでもない。ただの仕様書。25歳まで日本で普通に楽しく生きて、26歳で外に出て、比較対象を持ってしまい、脳出血を経て、内側のブレーキが外れた。その結果、「こうい...
AYA取り扱い説明書(可動式OS編)

AYA取り扱い説明書|最終話

― 正しい取り扱い方法 ―ここまで読んでくれた人は、もう気づいていると思う。AYAは問題児でもない反抗型でもない日本否定派でもないただ、仕様が特殊なだけ。なので最後に、正しい取り扱い方法をまとめておく。AYAの基本仕様どこでもすぐ馴染むでも...