友の会|二話|異例中の異例だったという話


今思えば、
これはかなり珍しい条件だった。

40年以上前、
母はすでに友の会に所属していた。

当時としては、
異例中の異例だ。


母の周りで、
同じように入っている人は
ほとんどいなかったと思う。

少なくとも、
それが当たり前な環境ではなかった。


友の会は、
誰でも自然に辿り着く場所じゃない。

情報も少ない。
前例もない。
時代の空気も、今とは違う。


それでも母は、
そこに身を置いていた。

特別な主張があったわけでもない。
誰かを説得したわけでもない。


決めて、続けていただけ。


家計。
時間。
役割。
段取り。

それらを
「大事だから」ではなく、
前提として置く。


私はそれを、
教育だとも
思想だとも思っていなかった。

ただ、
そういう家だった。


後になって分かる。

それが、
どれだけ珍しい初期条件だったか。


(つづく)

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