長男と次男。
同じ親、同じ家、同じ環境で育っても、
ここまで違うのかと最近しみじみ思う。
長男は昔から器用で、手がかからないタイプ。
空気を読むのも上手で、与えられたことはきちんとこなす。
キッチンでピザ作りのバイトを週3回。
収入も安定していて、週に300〜500ドルは入ってくる。
親としては「安心枠」。
……だったはずなのに、
なぜか貯金はまったく増えない。
今までは本人にお金の管理を任せていたけれど、
「あれ?」と思う状況が続き、
結局いまは管理権を親に移動させたところ。
一方、次男。
小さい頃は歩くのも遅く、言葉も遅く、
今でも活舌は正直よくない。
ずっと「大丈夫かな」と心配していた。
でも最近、次男を見ていて驚かされることが増えた。
不動産屋のチラシ配りのバイトをしているのだけど、
今の仕事だけで終わらせず、自分から別の不動産屋に営業に行った。
頼まれたわけでもなく、
「仕事ありませんか」と自分で声をかけに行く。
断られるかもしれない相手に、普通に行く。
収入は長男よりずっと少ない。
でも、ロリーを買うのを我慢して、
せっせと貯金している。
できる・できないじゃなく、
稼ぐ力と、守る力は別物なんだなと思う。
長男は「整った場所」で力を発揮するタイプ。
次男は「何もないところから作る」タイプ。
兄弟でも、こんなに違う。
そしてどちらが正解でもない。
子どもは、親の想定通りには育たない。
でも、想定外の方向からちゃんと
“その子なりの強み”を出してくる。
親の仕事は、同じ型に当てはめることじゃない。
その子が今どこに立っているのかを、見誤らないことだと思っている。
それを潰さず、急がせず、
必要なところだけ手を貸す。
今はそれでいい気がしている。
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