外国から見た日本|まとめ 日本社会の見えない資産

このシリーズでは

外国人の視点から
日本社会を見てきた。


きっかけは

25年前の
ある出来事だった。


名古屋で

酔っぱらって
高架下で寝てしまった夜。


目が覚めたとき

財布も
携帯も

そのままだった。


そして

浮浪者の女性が
水のペットボトルを持って

横に座っていた。


あの夜

日本という国の
空気を感じた気がした。


このシリーズでは

そこから

日本社会の特徴を
少しずつ見てきた。


列に並ぶ文化。

落とし物が戻る社会。

公共空間の秩序。


こうした行動は

日本では
当たり前に見える。


しかし世界から見ると

これは

かなり珍しい社会だ。


日本社会は

法律や監視だけで
動いているわけではない。


文化が

社会の秩序を
支えている。


その中心にあるのが

同調圧力

という文化だ。


この言葉は

よくネガティブに語られる。


個性がなくなる。
自由がなくなる。
息苦しい社会。


しかし

別の見方もできる。


同調圧力は

社会の信用を作る力

でもある。


人がルールを守る。

公共空間を大切にする。

他人の物を取らない。


こうした行動が積み重なると

社会には

信用

が生まれる。


そして

信用が高い社会では

経済の摩擦が小さくなる。


契約トラブルは少ない。
取引コストは低い。
制度の信頼性も高い。


つまり

信用は

経済の土台

でもある。


株式市場も
企業活動も

社会の信用の上に
成り立っている。


日本では

投資を怖がる人が
多い。


しかし一方で

外国人投資家は
日本市場にも参加している。


ここには

少し面白い構造がある。


日本人は

投資には慎重だ。

しかし

社会の信用は高い。


つまり日本は

信用社会

なのだ。


この信用は

数字には
なかなか現れない。


しかし確実に

社会の基盤を
支えている。


資源が少ない国。

人口が減っている国。

それでも日本には

信用という資産

がある。


もしかすると

それこそが

この国の

最も大きな強み

なのかもしれない。


このシリーズは
⑧ 社会・制度の前提にまとめていきます

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