最近、日本でも「金融教育」が話題になっている。
NISA
投資
資産形成
老後資金
学校でも少しずつ教えるようになってきたらしい。
でも私はずっと違和感がある。
多くの金融教育は、
根本を外している。
理由は単純だ。
金融教育は「知識」として教えられている。
でも本当は違う。
お金は知識ではない。
お金は言語である。
言語は人生のOSになる
私たちは、言語を通して世界を理解している。
日本語を話す人は、日本語で世界を考える。
英語を話す人は、英語で世界を考える。
言語が違えば、見える世界も変わる。
お金も同じだ。
お金の構造が理解できる人は
お金の世界を「母語」で読むことができる。
逆に言えば、
お金の言語を持っていない人は
一生、翻訳された世界で生きることになる。
例えばこうだ。
住宅ローン
税金
投資
保険
これらはすべて「契約」でできている。
つまり
言語の世界だ。
金融教育がうまくいかない理由
多くの金融教育は、こう教える。
投資とは何か
株とは何か
NISAとは何か
つまり
単語だけ教えている。
でも言語は、単語だけでは使えない。
英語でも同じだ。
単語
文法
会話
この3つがあって初めて使える。
ところがお金の教育は
株
投資
利回り
こうした単語を並べるだけ。
だから実生活では使えない。
お金は数字ではない
もう一つ大きな誤解がある。
多くの人はこう思っている。
お金が得意な人
=
計算が得意な人
これは違う。
お金が理解できる人は
構造を理解している人だ。
例えば
固定費
資産
負債
キャッシュフロー
これは数学ではない。
これは
文法だ。
文法が分かれば、文章が読める。
同じように
お金の文法が分かれば
経済の構造が読める。
知識ではなく「言語」
だから私は思う。
金融教育は
投資教育
家計教育
ではなく
金融言語教育
であるべきだ。
これは一生使う言語だ。
社会に出てから死ぬまで
人はお金と付き合う。
それなのに
学校では
英語
数学
歴史
は教えるのに
金融言語は教えない。
これはかなり不思議なことだと思う。
私がこのことに気づいた理由
実は私の母は、ずっと家計簿をつけていた。
いわゆる
生活の経済設計をしていた人だ。
子供の頃は正直、よく分からなかった。
むしろ少し嫌だった。
でも大人になってから気づいた。
あれは節約でも家計管理でもない。
金融言語の教育だった。
それも100年近く前に、日本で作られた思想だ。
次の記事では、もう少し踏み込んでいく。
お金は数字ではない。
お金は構造である。
そして、その構造は
言語と同じように理解できる。
この話は「お金の前提」カテゴリーにまとめてあります。


コメント