最近、若い人たちの間で
「とりあえずNISA」という空気をよく見る。
老後が不安。
年金が信用できない。
だから投資。
この流れ自体は理解できる。
実際、日本では
新しい NISA が始まり、
政府もメディアも「投資」を強く後押ししている。
SNSでも
「積立NISA」
「複利」
「長期投資」
という言葉が溢れている。
投資自体は悪くない。
むしろ、資産形成の一つとして重要な手段だ。
でも、どうしても違和感がある。
それは
若者が最初に向き合うテーマが投資になっていること。
ここに少し危うさを感じる。
投資は確かに資産を増やす手段だ。
しかし投資は
人生を作るものではない。
人生を作るのは
- 仕事
- スキル
- 収入源
- 行動
つまり
自分自身。
NISAは便利な制度だ。
税金が優遇される投資の仕組みとして、使えるものは使えばいい。
ただし、
NISAは武器ではない。
道具だ。
武器は何か。
自分自身である。
若い人にある最大の資産は
株でも投資信託でもない。
時間だ。
そして
失敗できる時間。
20代での失敗は
ほとんど取り返せる。
仕事を変えることもできる。
新しいスキルを身につけることもできる。
副業を試すこともできる。
事業に挑戦することだってできる。
つまり若者には
行動できる自由がある。
この価値は、実は投資のリターンより大きい。
例えば投資で年5%増えるとしても、
スキルや収入源が伸びれば
収入は何倍にもなる可能性がある。
だから順番が大切になる。
投資は重要だ。
しかし順番はこうだ。
まず
稼ぐ力。
次に
収入源。
そして余剰資金。
最後に
投資。
投資はエンジンではない。
加速装置だ。
エンジンが弱いまま
加速装置だけ付けても
人生は大きく変わらない。
若者よ。
NISAに人生を預けるな。
制度に救われようとするな。
武器はお前自身だ。
そして若者には
失敗できる時間がある。
それは
人生で一番強い資産である。
次の話では、
なぜ若者が「投資が先」という思考になりやすいのか、その構造をもう少し深く見ていきたい。
このシリーズは③-お金の前提にまとめていきます。


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