子どもは「準備が整ったら」産むもの?|第2話 子育てが人生最大プロジェクトになった理由

前回の記事で、
最近よく聞くこの言葉について書いた。

「責任を持てる自信がつくまで子どもは産まない」

おばさんには少し理解しづらい感覚だと
正直に書いた。

でも、
よく考えてみると

今の若者がそう考えるのも
無理はない。

なぜなら、

子育ての前提が昔とは大きく変わったからだ。

まず一番大きいのは

教育費。

今の子育ては
とにかくお金がかかる。


習い事
大学

子ども一人に
数千万円と言われる時代だ。

もちろん昔も
お金はかかった。

でも今ほど
「教育投資」という言葉は
強くなかった気がする。


次に

住宅。

家を買うにしても
借りるにしても

価格は上がり続けている。

都市部では
普通の家庭が家を持つこと自体が
大きな決断になった。


さらに

共働き社会。

昔は

父親が働き
母親が家を守る

という家庭も
珍しくなかった。

でも今は

共働きが前提。

つまり

仕事と子育てを同時に回す

必要がある。

これは
かなり大きな負担だ。


そしてもう一つ。

今の子育てを
難しくしているものがある。

SNS。

インスタ
YouTube
TikTok

そこには

理想の家族
理想の子育て
理想の教育

が並んでいる。

見ているうちに
こう思ってしまう。

ちゃんとやらなきゃ。


昔の子育ては
ある意味もっと雑だった。

子どもは外で遊び
近所の大人にも叱られ
親もそこまで完璧を目指していなかった。

でも今は違う。

子育ては

人生最大プロジェクト

のように語られる。

経済
教育
キャリア
心理

すべてを考えて
設計しなければいけない。

そうなると
若者がこう言うのも分かる。

「準備が整ってから」

むしろ
とても真面目な判断だ。

ただ、

ここで一つだけ
気になることがある。

社会は変わった。

子育ても変わった。

価値観も変わった。

でも

人間の体は変わっていない。

この話を
次の記事で書こうと思う。

このシリーズは⑧-社会・制度の前提にまとめていきます

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