多くの人が信じている。
高収入は勝ち組。
低収入は負け組。
でもこの考え方は、
かなり単純化された世界観だ。
もちろん収入は大事だ。
収入が低すぎれば
生活は苦しくなる。
これは事実。
ただしもう一つの事実がある。
高収入でも苦しい人は山ほどいる。
医者。
弁護士。
大企業社員。
年収は高いのに、
Paycheck to Paycheck(給料日から給料日までの生活)
になっている人は珍しくない。
なぜこんなことが起きるのか。
ここには
構造がある。
社会は「収入」でしか人を測れない
学校でも
会社でも
社会でも
人は数字で評価される。
テストの点数。
偏差値。
売上。
年収。
数字は分かりやすい。
だから評価される。
でも本当に人生を左右するものは
数字にしにくい。
例えば
・時間の自由
・精神的余裕
・家族関係
・健康
・ストレス
これらは
人生の質を大きく左右する。
しかし
数字化しにくい。
だから社会の評価から外れる。
結果として
収入=人生の勝敗
という単純な図式が出来上がる。
高収入=自由という誤解
本来はこうだ。
収入
↓
自由の材料
収入が高いほど
自由を作りやすい。
ところが多くの場合
こうなる。
収入が上がる
↓
生活水準が上がる
↓
固定費が増える
↓
自由が減る
家。
車。
私立教育。
保険。
旅行。
社会は言う。
「その収入なら当然でしょ?」
こうして気づいたときには
固定費という鎖
が出来上がる。
ドーパミン経済
もう一つの罠がある。
現代は
消費を促す社会だ。
SNS。
広告。
ライフスタイル。
全部こう言ってくる。
もっといい家を。
もっといい車を。
もっといい生活を。
消費は
ドーパミンを出す。
気持ちいい。
でも問題はここだ。
ドーパミンはすぐ慣れる。
すると人は
次の刺激を求める。
生活レベルは
少しずつ上がり続ける。
結果どうなるか。
固定費が上がり続ける。
Paycheck to Paycheckの罠
こうして完成するのが
高収入なのに余裕がない生活。
給料は高い。
でも
・住宅ローン
・車
・教育費
・保険
・生活水準
これらが全部積み上がる。
すると
収入を止める自由がなくなる。
つまり
収入が高いのに自由がない。
本当の勝敗を決めるもの
人生の自由度を決めるのは
収入ではない。
構造。
見るべきポイントはこれだ。
1
固定費
2
命金(生活防衛費)
3
余白
4
選択の自由
この構造が整っていれば
収入が普通でも
人生の自由度は高い。
逆に
年収がいくら高くても
固定費が重すぎれば
自由は消える。
結論
高収入は武器だ。
これは間違いない。
でも
武器には使い方がある。
構造が弱いと
武器は自分を傷つける。
逆に
収入が普通でも
構造が整っていれば
人生はかなり安定する。
だから本当の問題は
収入ではない。
設計だ。
最後に一つだけ言っておく
社会はずっとこう言い続ける。
もっと稼げ。
もっと成功しろ。
もっと上へ行け。
でも
もしあなたが
固定費をコントロールし
命金(生活防衛費)を持ち
余白を守り
選択の自由を持っているなら
あなたはもう
かなり勝っている。
たとえ
年収ランキングでは
真ん中でも。
人生の勝敗は
収入で決まらない。
構造で決まる。


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