15歳の君へ

―― 神を持たない母から

君はこれから、

宗教を持つ人にも出会う。

本気で神を信じている人。
毎日祈る人。
聖書や経典を人生の中心に置く人。

君はどう思うだろう。

変だと思うかもしれない。
強いと思うかもしれない。

どちらでもいい。

でも一つだけ覚えていてほしい。

宗教はバカの話ではない。

思考の前提の話だ。


母さんは神を持たない。

2か月意識を失った。

生存率は2.3%だった。

でも何も見なかった。

光も、神も、声もなかった。

だから母さんは今、

死=終了

と仮置きして生きている。

死後はコントロール外。

考えても変わらない。

だから今に集中する。


でもね、

神を持つ人を否定しない。

祈る気持ちは分かる。

2.3%の数字の前に立ったら、

人は何かにすがりたくなる。

それは弱さじゃない。

人間の構造だ。


君に渡したいのは、

信仰ではない。

宗教リテラシーだ。

・前提が違うと議論は噛み合わない
・死生観が制度を作る
・空気も一種の宗教になり得る

これを知っているだけで、

世界の見え方は変わる。


君は、

神を持ってもいい。

持たなくてもいい。

でも、

無自覚で生きるな。

自分の前提を理解して選べ。

母さんは、

死は終了だと思っている。

だから今を設計する。

君がどう考えるかは、

君が決めていい。

それが自由だ。


このシリーズは、思考の前提と宗教のカテゴリーにまとめてあります。

コメント