第3話4%は安全じゃない|3%説と“最初に暴落したら終わる”問題

4%は安全じゃない|3%説と“最初に暴落したら終わる”問題

なぜ「4%は危ない」と言われ始めたのか

昔はこう言われていた。

4%なら大丈夫。

でも最近は、

3.5%が安全。
いや3%がいい。

と言われ始めている。

理由はシンプル。

時代が変わったから。

低金利。
高インフレ。
債券リターンの低下。

1990年代のアメリカ市場を前提にした数字が、
今もそのまま通用するとは限らない。

4%は“魔法の数字”ではない。


本当の地雷:最初に暴落したらどうなる?

ここが一番重要。

3,000万円でFIREを始めたとする。

その初年度に市場が30%暴落したら?

資産は3,000万円 → 2,100万円になる。

そこから毎年4%を取り崩す。

すると何が起きるか。

資産が回復する前に、
削りながら生活することになる。

これが

シークエンスリスク(順番のリスク)

平均リターンは関係ない。

「最初に何が起きるか」が命。

最初の数年で大きな下落が来たら、
理論は一気に崩れる。

ここを知らずに

年7%成長するから大丈夫

と言うのは危険。


インフレという静かな削り

仮にインフレが年2%だとしても、

30年後には生活費は約1.8倍。

月10万円で暮らせた生活は、
将来は18万円必要になる可能性がある。

取り崩し額も増やさざるを得ない。

つまり実質の取り崩し率は上がる。

インフレは目に見えないけど、
確実に削る。


長生きしたらどうなる?

4%ルールは「30年想定」。

でも今は、

40年、50年生きる可能性もある。

特に健康で資産管理できる人ほど長寿。

皮肉だが、
FIREできる人ほど長生きリスクが高い。

寿命が延びるほど、
取り崩し設計は難しくなる。


じゃあ3%なら安全?

3%にすれば耐久性は上がる。

でも。

暴落リスクは消えない。
インフレも消えない。
長寿も消えない。

数字を下げても、
リスクはゼロにならない。


鬼の結論

4%は危険か?

答えはこう。

「保証だと思った瞬間に危険」

4%は

引退許可証ではない。

余白を作る補助装置。

全部を賭ける数字じゃない。

ここを勘違いすると詰む。


次。

第4話。

4%はリタイア資金か?
それとも自由装置か?

ここからAya色、本番。

この話は「③お金の前提」カテゴリーにまとめていく。

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