神を持たない私の宗教ノート

第6話|奇跡を本気で信じるということ

ここで私は、強烈な疑問にぶつかった。

聖書の中の物語。

海が割れる。
アダムとイブ。
ノアの箱舟。

正直に言う。

科学的に考えれば、
かなり無理がある話に思える。

私はそう感じていた。

でも彼女は、
本気で信じていた。

比喩ではなく。
象徴ではなく。
物語としてではなく。

事実として。

そこが一番衝撃だった。

私は、

宗教=精神的支え
宗教=心の拠り所

くらいの理解だった。

でも彼女にとっては、

聖書は歴史であり、
神の言葉であり、
現実そのものだった。

ここで初めて思った。

信仰とは、
“都合よく使うもの”ではない。

前提ごと受け入れるもの。

科学と矛盾しても、
信じる。

合理性よりも、
神の言葉が優先される。

私はそれを理解できなかった。

でも、否定もできなかった。

なぜなら、
その信仰が彼女を支えていたから。

ここで私の中に生まれた問い。

宗教は、
事実の問題なのか。

それとも、
意味の問題なのか。

科学で説明できるかどうかと、
その人が救われるかどうかは、
別なのかもしれない。

私は神を持たない。

だから奇跡をそのまま受け入れることはできない。

でも、

奇跡を信じることで
立ち上がれる人がいる。

そこは、否定できない。

信じるかどうかの前に、

まず理解しようと思った。

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