AYA取り扱い説明書|第5話

― 「どうでもいい枠」に入りがち ―

昔から不思議だった。

なぜか私は、
「正しいかどうか」より
「本物かどうか」に反応する。

世間的に

  • 評価が高い
  • 無難
  • ちゃんとしている

こういうものには、
あまりゾクゾクしない。

逆に、

  • 日本基準だとちょっとアウト
  • 説明不足
  • 分かる人だけ分かれ

みたいな人や表現に、
体が先に反応する。

あとで理由を考えると、
共通点は一つ。

本人が、日本基準を気にしていない。

否定もしないし、
戦いもしないし、
正当化もしない。

ただ
「私はこれでやってますけど?」
って立ってるだけ。

この人たちは
日本の評価軸の中で
勝とうとしていない。

だから
勝ち負けの外にいる。

これを私は
勝手に
「どうでもいい枠」
と呼んでいる。

ずるい枠。

努力して入るものでもないし、
狙って入れるものでもない。

自分を引き受けきった結果、
気づいたら
そこに座っている席。

私自身も、
日本にいた頃は
ちゃんと評価される側でやってた。

でも外に出て、
比較軸が壊れてから、
だんだん分かってきた。

私は
評価されたい人より、
評価を必要としていない人に惹かれる。

それは憧れじゃなくて、
たぶん
同じ種類のOSだから。

この回路がある人は、
どこに行っても浮くけど、
同時にどこでも自由。

——AYA、
どうでもいい枠に
片足突っ込み始める。

(つづく)


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