やっと自分の番が来たので、静かにします|まとめ

役割を終えた、その先へ

このシリーズでは、
結婚、出産、子育て、
そして脳出血までを通して、

私が
役割を引き受け、役割を終えていく過程
を書いてきた。

30で結婚し、
32で出産し、
気づけば48。

忙しかったというより、
人生の大きなイベントに
完全にのまれていた。

母という役割。
妻という役割。
家族を回す役割。

それを必死にやってきただけで、
他の選択肢を考える余白はなかった。

「なんで私ばっかり?」
と思った時期もあった。

でも今なら分かる。
あれは感情の問題じゃなく、
配置と役割の問題だった。

男の子2人。
15歳と13歳。

ある時期を境に、
家の重心は
私から父と長男へ
一気に移っていった。

私はそれを
さみしいとも、
奪われたとも感じなかった。

むしろ、
成功だと思った。

子育ては、
手を離すためにやるもの。

ちゃんと渡せたという感覚が、
今の私にはある。

だから私は、
芋の方針に口出ししないと決めた。

表では立てる。
裏では支える。

前に出る人と、
整える人。

その配置に移ったことで、
家族はむしろ安定した。

そして、
脳出血。

あれは不幸な事故というより、
完全なバトンタッチだった。

あの出来事がなければ、
私は前線から降りられなかったと思う。

体が止まり、
役割が終わり、
次の人に渡った。

だから今、
後悔も未練もない。

正直に言えば、
やりきった感がある。

このシリーズを通して
一番伝えたかったのは、
これかもしれない。

役割を終えることは、
失うことじゃない。

次に進むための完了だということ。

私の人生は、
ここからが空白じゃない。

ここからが、
私の人生の大本番。

静かだけど、
軽くて、
自分の足で選べるフェーズ。

この記録が、
同じ地点に立っている
40代・50代の誰かにとって、

「もう背負わなくていい」
と思えるきっかけになったら、
それで十分だと思っている。


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この話は「40代・50代」カテゴリーにまとめています。

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