口出ししないと決めた
私は、
芋の方針にいっさい口出ししないと決めている。
表では。
これは我慢でも、
諦めでも、
良い妻を演じるためでもない。
判断だ。
15歳の男の子にとって、
父が前に立つことには
ちゃんと意味がある。
しかも、
芋から見て
「俺の意思を継いでくれそう」
そう感じ始めている長男。
ここで母が前に出続けたら、
構造が崩れる。
だから私は、
正面には立たない。
決定に口を挟まない。
方向性にコメントしない。
「それ違うんじゃない?」も言わない。
ただし。
放置しているわけじゃない。
裏では、
フォローもしているし、
微調整もしているし、
事故らないように
ちゃんと見ている。
でもそれを、
表に出さない。
父の判断として通るように。
父の言葉として残るように。
一歩下がった場所から
流れを整えているだけ。
これは
コントロールじゃない。
配置の管理。
前に立つ人と、
支える人を
はっきり分けただけ。
そして不思議なことに、
私が黙ったことで
芋は一気に“父の位置”に立った。
責任を引き受ける表情に変わり、
言葉の重さが変わり、
長男との空気も変わった。
それを見て、
心から思った。
「任せてよかった」
私はもう、
正解を出す人じゃなくていい。
回す人でも、
前線に立つ人でもない。
必要なときに
流れを整え、
必要ないときは
静かに引く。
それで十分。
口出ししないという選択は、
距離を置くことじゃない。
信頼する位置に移動した
というだけ。
今の私には、
この立ち位置が
一番しっくりきている。
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