70代 最終段階シリーズ|3話目

投資に反対されている前提で、どう設計するか

最終段階の設計で、
一番厄介なのはお金の額でも年齢でもない。

価値観が一致しないことだ。

特に、投資。

・投資そのものに強い拒否感がある
・説明しても理解されない
・「危ない」「やめろ」で話が止まる

この状態、珍しくない。


これは「説得すれば解決する問題」じゃない

よく言われる解決策はこう。

・もっと説明する
・一緒に勉強する
・理解してもらう

でも現実には、
それが成立しない関係もある。

知識の差じゃない。
不確実性に対する耐性の差

ここが噛み合わないと、
投資は議論にならない。


合意を諦める、という設計

はっきり言う。

この場合、
合意形成を目指さない方が安全

代わりにやるのは、
これ。

責任の切り分け。

・誰の判断か
・誰の責任か
・誰が止める権限を持つか

感情で握り合うより、
構造で分けた方が壊れにくい。


投資が「設計の問題」に変わる瞬間

投資は、
増やす話で終わるうちは問題にならない。

問題になるのは、
この問いが出た瞬間。

「もし、判断できなくなったら
 このお金は誰がどう扱う?」

この問いに答えがないまま
投資を続ける方が、
よほどリスクが高い。


だから遺言が必要になる

話し合えない。
理解もされない。
反対もされている。

それでも、
お金は動いている。

この状態で
何も残さなければ、
最後はこうなる。

全部、その場の判断。

それを避けるために、
遺言を書く。

遺言は、
対立を解消する道具じゃない。

混乱を減らすための装置だ。


「理解されなくてもいい設計」

ここが一番大事。

最終段階の設計は、
理解されることが目的じゃない。

迷わせないことが目的。

・何を優先していたか
・どこまで許容だったか
・止める条件は何か

これが残っていれば、
価値観が違っても
大事故は起きにくい。


最後に

投資に反対されているからといって、
設計を止める必要はない。

むしろ逆。

反対されている前提だからこそ、
設計が必要になる。

話し合えない現実を前提に、
どう混乱を減らすか。

最終段階シリーズは、
その話を書いている。


#70代 #終活 #最終段階 #人生設計 #遺言 #投資
この話は「70代・終活」カテゴリにまとめてあります。

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